すり身生産に参入のロシア。すり身不足解消なるか?

世界的に需要が高まっているすり身。

そんな中、ロシアがすり身の船内加工ができる大型船を建造するそうです。

ロシアといえば、近年は日本のマルハニチロと組んだり、日本水産と組んだりしてすり身を日本へ輸出していました。

しかし船の老朽化や、すり身を重視してこなかったため、すり身の生産は少ないものでした。

そのロシアが、世界的なすり身需要を見込み、大型船を建造するそうです。

2022年頃より稼働とのことです。

ロシア洋上すり身加工船は2022年稼働予定!

日刊シーフーズニュース2021年10月28日号によりますと、ロシアの8月すり身輸出は2000トンを超えてきたとのことです。
ロシアは2021年からすり身の輸出を本格化しました。現在すり身の生産は陸上工場で行っているとのことです。

2021年中にも大型トロール船内ですり身生産をするそうです。すり身を洋上で生産とは力の入れようが違いますね。

すでにロシアは洋上ですり身生産を始めた

ロシアン・フィッシャリー社(RFC)は2021年からスーパートローラーと呼ばれる最新鋭の漁船を稼働させています。
この船は漁獲して船上でのすり身加工、凍結までを行うことができます。
今後スーパートローラーを10隻建造予定とのことです。

34万トンの漁獲枠を持つ、大手の会社です。

大阪の大水がこのすり身を出し利点を通じて購入するそうです。

すり身増産で値下げ?

これが本格的に稼働すれば何万トンと言うから驚きです。

ほぼ日本の需要の半分を賄えてしまいます。

もちろん日本がすべて輸入できるわけではありません。

しかし世界のすり身の供給が増えるのは間違いなさそうです。

ロシアはスケトウダラなどの資源量が大変多い国です。

アメリカに匹敵するすり身の供給元になるかもしれません。