「チリ銀」としてスーパーに並んでいる「銀ざけ」。
価格が手頃でしかも脂が乗ってふっくらして、色合いもよく、焼いて食べるとほっこり美味しい魚です。

日本人の味覚にとても良くあってる、スーパーの鮭コーナーの人気商品です。

また、コンビニのお弁当に焼き魚として入っていたりととっても身近な鮭なんです。

昔、自分が子どものころ(1980年代です)は鮭といえば「新巻鮭」といって、とてもしょっぱく、身も固くて、そんなに美味しいと思って食べた記憶がありません。

そんな鮭をどんぶりに入れ、お湯を注いで食べると身も崩れやすく、塩気もやわらいで食べやすかった記憶があります。

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この「チリ銀」。チリ、と名前が付いているだけあって南米の「チリ」で養殖されています。

よく考えてみると南半球にはもともとサーモンの仲間は住んでいないはずです。

もちろん人間が持ち込んだのですが、それが日本人だって知っていました?

–もっと知りたい方はこちらの本を参照ください。↓↓↓
南米チリをサケ輸出大国に変えた日本人たち―ゼロから産業を創出した国際協力の記録 (地球選書)

チリの南の端の、フィヨルドが広がり、これといった産業もなく、零細漁民が暮らす半農半漁の地域。
かつてチリで最も貧しいと言われていた地域がありました。

一方、日本としてはかつての日本の漁場であった北洋はもとより、アメリカなどの各国の漁業規制が年々厳しくなっていく中で、どこかにかわりになる鮭の漁場はないものか、と考えていたようです。

そんな中、両者の思惑が一致して、鮭のプロジェクトがJICAによって始まったそうです。

確かに主に秋に漁獲する鮭を一年分冷蔵庫に入れておくには効率が悪いし、いくら冷凍技術が進んでいたとはいえ、一年もすぎればさすがに凍った鮭も劣化します。

そんなことで南半球から日本の春に鮭を持ってくることが出来れば旬が二回楽しめる!

これはナイスアイディアですよね。

まあその前にニュージーランドでキングサーモンの定着に成功しているらしいので前例はあったようです。

そして日本のJICAなどが中心となってスタートして約35年。

今、チリはノルウェーとならぶ鮭の輸出大国となりました。

なぜ、銀鮭を、しかも放流して回帰を待つのではなく海面で養殖することにしたのか。

それはぜひ、以下の本を読んでみてください。

鮭に関わる全ての人におすすめの本です。