食用菊の地方名、かきのもと、もってのほか、おもいのほか。由来、語源は?

食用菊という菊がありますよね。

食べられる菊のことです。

食用菊の地方名は?新潟ではかきのもと、もってのほか。

食用菊の別名、地方名としては以下のものがあります。

地方名として

  • かきのもと
  • もってのほか
  • おもいのほか

なんて呼ばれます。

↑採れたての「かきのもと」。

かきのもとの名前の由来は?

新潟では「かきのもと」と呼ばれています。

これは柿が赤くなる頃に色づく、という説が有力です。

参照:新潟市のページより

もってのほかの名前の由来は?

山形県では、「もってのほか」と呼ばれるそうです。
一節によれば、天皇家の家紋である菊を食するのは「もってのほか」だということでつけられたとか。
そう言いながらも食べちゃうところはチャーミングですよね。

おもいのほかの名前の由来は?

新潟県の中越地区では「おもいのほか」と呼ばれているようです。
おもいのほか、美味しいという意味でしょう。

菊の花を食べる地方は?

この菊の花を食するのは自分の知る限り
新潟県山形県岩手県です。

食用菊の味は?

岩手県は生の菊というよりも菊を乾燥させたものを湯がいて食します。

フレッシュ感はないですが、独特の美味しさ、灰汁の抜けた感じがあって美味しいです。

生の食用菊はフレッシュで香りがあり、美味しいです

新潟に10月ごろ来たら、フレッシュなこちらも味わってくださいね。

岩手県の菊は乾燥なのでいつでも味わえますよ。