2017年、すり身の価格が下がっています。スケソウ原料、真だら原料ともに下がっています。
2017年すり身は前年の8割の値段に
真だらに関して言うと昨年2016年の1月、2月の輸入通関価格が平均323円でした。
それに対して2017年の1月2月は253円です。結構安くなっていますよね。
スケソウダラも同じような感じで昨年の8割の価格です。
北半球で漁獲されるタラ類は1月2月が漁獲シーズンなので、おそらくこの価格が今年の価格ということになるでしょう。
練り、かまぼこメーカーは値下げするのか?
そういえば練り物のメーカーは最近増量セールや、添付セールなどを展開しています。
原料の価格が下がったとはいえ、売値を下げると売上までさがるので価格は下げたくないはずです。
価格を下げずに売上を上げる方法の一つとして増量セールやわさび漬けの添付セールなどを企画するのでしょう。
近年値上げ傾向にあった練り製品。
今年~来年は下がるのかもしれません。
かも?というのは
①売上を下げたくないメーカーの思惑
②過去の原料をもっているのですぐに原料の価格が下がらない
という各社の事情があるためです。
この状況が来年も続くとなれば価格は下がってくると思われます。
2021年すり身その後追記
結局その後、練りメーカーはほとんど値下げせず、増量などで対応したのでした。
やはり相場変動は一時的なものです。
ところが一度値下げしてしまうとなかなか値上げは難しいです。
なので業界全体で暗黙のうちに値下げしなかったのでしょう。