今年のアラスカの紅鮭は去年おととしに次ぐ大豊漁でした。
300万尾という量の鮭がほんの数日で獲れる。
水揚げしても、あまりにも大量なため、加工が間に合わず、品質が悪くなってしまったらしいのです。
紅子といわれる、紅鮭の筋子も、加工前に半分腐ってしまった・・・
非常に残念ですね。
それにしても紅鮭って、獲れる時は一気に獲れるんですね。
そんなアラスカの紅鮭が、大豊漁だったにもかかわらず値上がりしています。
先ほど述べたように、大量に獲れたのですが、品質が悪く、日本の基準では仕入れられない。
それにドメスといわれる、アメリカ国内の消費が旺盛のようです。
アメリカ国内は紅鮭は主に缶詰に加工されて食されます。
日本みたいに塩焼き、はあまりないみたいです。
二大産地としてもう一方のロシアはどうでしょうか。
ロシアの紅鮭漁は2017年は不漁でした。
以前は日本の漁船もロシア海域に紅鮭を獲りにいっていました。
しかしロシアで流し網漁が禁止になったため、現在は流し網漁以上の効率的な漁ができないため、漁獲されていません。
そんなこともアラスカの紅鮭が豊漁にも関わらず、価格が上昇している理由の一つです。
アラスカも高い、ロシアも高い。
こうなると鮭は高値のものばかりになります。