日本料理がユネスコの世界文化遺産に登録されました。
こんなにシンプルな日本料理が!?って僕なんかは思っちゃいました。

日本料理ってホントシンプルですよね。
焼き魚だって、焼いただけだし。
刺身なんて切っただけじゃないですか。
フランス料理あたりからすると「料理って呼べるのか?!」ってレベルです。 
でもシンプルゆえに深い知識と技が必要なんですね。

一口に焼き魚といってもいろいろな焼き方があります。
こだわって炭火で七輪で焼く方もいらっしゃいます。
また、グリルで下に水をひいて焼かれるかたもいます。

塩加減も料理人によって全然違いますし、塩の塩梅で味も変わってきます。

どれが正解ということはないんですけどね。


刺身にしたって魚の身に血や内臓がついてしまうと、生臭くなるので、布巾でこまめに拭きながら調理します。

切り方だって、切り口をシャープにしたほうが舌触りがよいので、よく切れる包丁を使い、一気に切ります。

刺身が立つ、なんて表現をしますよね。あれは魚の身をシャープに、身を崩さないように切るから立てた時に立つわけです。

もちろん魚種にもよります。脂の乗りで立たなかったりもしますけどね。
だいたい、刺身で食べるというのは鮮度が大事だし、魚の良しあしがストレートに料理に影響しますから、魚の仕入れには気を使います。

そういう目利きも含めて料理人だ、ということです。

そんな料理を先付、前菜、と始まってメインディッシュ、最後に炭水化物でしめる。
まるでフランス料理のようですが、そもそもフランス料理の順番は日本の懐石料理の影響だといわれています。

あまり血糖値の上がらない野菜からいただいて、一番カロリーの高い、糖質である炭水化物は最後に出す。医学的にも理にかなった順番だそうです。

分とく山という日本料理店の店主 野崎洋光さんの本は、和食をおいしく食べるヒントにあふれていますよ。読むだけでいつもの料理が若干おいしく感じます。料理の見方が変わるんですかね?
 

北山魯山人という人が食の究極は炊き立てのご飯、というようなことを言っていたそうです。
前述の野崎さんも同じことをおっしゃいます。

ごはんだって、コメを水で炊いただけ。
シンプルこの上ありません。

このご飯のグルタミン酸と動物性のイノシン酸が合わさったとき、人間の味覚は最高のうまみを感じるらしいです。

シンプルだけど奥が深い。すべてはこのおいしいごはんを食べるために進化した、と考えてもよいのではないでしょうか。

 

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