アラスカのズワイガニが急遽禁漁になったそうです。
なんでも資源量が極端に少なく、禁漁にせざるを得ないそうです。
巷では年末の値段が高騰する、なんて声もあります。
さて、本当にズワイガニの値段が上がるのでしょうか。
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2022年アラスカのズワイガニ禁漁でも値段に影響少ない
結論からいうと、今回アラスカが禁漁になっても、年末のズワイガニの値段は変わらないはずです。
理由は
- すでに在庫を確保している
- そもそもアラスカのズワイガニは少ない
- アメリカの景気後退
ということです。
以下、詳しく解説します。
すでに年末の在庫は確保済
この報道が出た11月現在、すでに年末商談はあらかた終わっています。
商談するには予めの在庫確保するのが当然です。
2022年末に販売する冷凍ズワイガニは2021年から2022年に掛けての冬シーズンに穫れたものです。
これからズワイガニを獲っても船で持ってきても年末に間に合いません。
ここまで来てアラスカが禁漁になったところで、すでに在庫はあるのです。
アラスカのズワイガニはもともと少ない
もう一つ、アラスカのズワイガニはもともと少ない、ということがあります。
アラスカの漁獲量は2021-2022冬シーズン2万トンです。
前年比8割減でした。
ただしその分、カナダが増枠して18万トンになりました。
アラスカが減った分をカナダが増えたことで足りています。
なのでもともと少ないのでそれほどインパクトがない、ということです。
アメリカの景気後退
また、アメリカの景気後退が挙げられます。
コロナ禍の内食需要でカニを爆買いしていたアメリカでした。
しかし景気後退してくると、急に需要が落ち込みました。
そしてズワイガニの相場が下落していたのですね。
2022年アラスカのズワイガニ禁漁でも値上がりしない理由3つまとめ
というわけで値上げ?などと騒がれているズワイガニについて見てきました。
2022年末はこのまま値上げしないと考えられます。
理由は
- すでに在庫を確保している
- そもそもアラスカのズワイガニは少ない
- アメリカの景気後退
ということでした。
さて、2023年はどうなることやら…
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