最近話題の食品ロス。

食品ロスとは一体どのようなことなのでしょうか?

また、流通業界にいると、食品ロスの裏事情なども見えてきます。

今日はそんな食品ロスの原因や対策にも迫ります。

食品ロスとは?

食品ロスとは、まだ食べられたはずなのに棄てられている食品のことをいいます。

農水省のページ参照

食品ロスは年間570万トンも発生している!

日本では毎年570万トンもの食品ロスが発生しているそうです。(令和元年)

食品ロスの原因

食品ロスの原因は主に

  1. 賞味期限切れ
  2. 食品の劣化
  3. 満腹で食べられない
  4. 味が好きではない

などの理由です。

この内、1と2は事業者と家庭で発生していますね。

また、3と4は家庭で発生しています。

日本の食品ロス570万トンのうち

  1. 事業系食品ロスは309万トン
  2. 家庭系食品ロスは261万トン

となっています。

事業系食品ロスの内訳と原因

1.の事業系食品ロスの内訳は、

  1. 食品製造業 128万トン
  2. 外食産業  103万トン
  3. 食品小売業 64万トン
  4. 食品卸売業 14万トン

となっています。

こうしてみると、製造業や外食で多いですね。

食品製造業では加工したクズなとが、外食産業では食べ残しなどが原因となります。

また、小売業・卸売業では賞味期限切れが原因となります。

家庭系食品ロスの原因

家庭の食品ロスは

食べ残しや賞味期限切れ、食品の劣化が原因です。

食品ロスの対策は?

食品ロスの対策としては

  1. 加工クズの再利用
  2. 食べ残しを減らす
  3. 賞味期限にこだわりすぎない

などが必要です。

加工クズの再利用

鉄腕!DASHの0円食堂を見ていて思うのですが、食べられる食材が結構棄てられています。

色が悪かったり、形が悪いなど、食べるのに問題がないことも多いです。

加工クズなとを引き取ってくれる業者があればいいのに、と思います。

そういうマッチングサイトとかあればいいですよね。

マッチングサイトじゃなくてもメルカリ出品などでも良いと思います。

また、Amazon出品でも、何でも良いので販売するのが良いですよね。手間がかかりますけど、もったいないですから。

食べ残しを減らす

食べ残しは意識を上げていくこと、もったいないという教育が必要です。

持ち帰るのは貧乏臭い、とう意識も変えていく必要があります。

我々も試食で余ったものなど、平気で棄てています。反省。

なるべく持ち帰るなどしていますが、大勢の前でさらされた食べ物を持ち帰るのは抵抗があります。

もともと個食タイプにしていただけると持ち帰りやすくなります。

また、普段から食品ロスをなくす意識を持つことも重要です。

食品ロス、食品ロス!とお互い声をかけながら、持ち帰る恥ずかしさ、貧乏臭いという意識を転換していきたいですね。

賞味期限にこだわりすぎない

食品ロスと賞味期限は密接に繋がっています。

賞味期限が切れたものを使用しただけで社会的制裁が加えられるのは問題です。

賞味期限はあくまでも「賞味に耐える」期限です。

決して食べられない、ということではありません。(消費期限が切れたものは食べないほうが良いです)

そして賞味期限も、食味検査をしないこともあります。

ということは、賞味しないで賞味期限を決めている、ということです。

賞味期限は科学的な調査をして、菌数や色、見た目の変化で「これ以上は食べられない」と判断した期限の、半分で設定したりします。

なので、賞味期限が切れたからといって、必ずしも食べられないわけではないです。

また、賞味期限が切れたからといって必ずしもまずいわけではありません。

賞味期限切れ商品を販売してもいいか?

賞味期限切れ商品は販売してもいいそうです。

ヤフーのページ参照