貝類は春が旬です。
産卵前の春の時期が栄養豊富なことから「貝は春が旬」と言われています。
貝類は春を過ぎると産卵を迎えます。
その直前が一番栄養がのっている、ということです。
ただ、魚と違って脂ののりがよくなる、というわけではありません。
グリコーゲンなどの栄養が豊富になる、ということです。
真牡蠣などは春が一番グリコーゲン豊富な時期です。
岩ガキは夏場に旬を迎えるようですね。
なぜ夏場に貝の入荷が増えるのか?
サザエやバイ貝は夏場に多く漁獲されます。
これは魚の産卵期に当たる夏場は底引き網が禁漁になったりしますので、漁師の方の収入源として、貝類が捕獲されるということなのです。
そのため、漁師さんは盛んに貝類を獲ります。
特に単価の高い岩ガキは、夏場に旬を迎えることもあり、漁師さんの収入源です。
岩ガキ以外は夏場に栄養豊富になるわけではないのですね。
夏の風物詩になっている貝類
夏は海のシーズンですから浜沿いの鮮魚センターなどが盛況になります。
そんな時期に人気なので岩がきなどは「夏が旬」のイメージがあります。
夏の風物詩なんですね。
真牡蠣は欧米のことわざにもありますように「Rのつく月に牡蠣を食べよう」と言います。
これは産卵後で身が細る夏の時期は食べても美味しくないため、そう言われているそうですよ。
というわけで春は貝類を楽しみましょう。