チリの銀ざけ、略してチリ銀。
1月からの本格的な日本搬入を前に、品薄から、価格上昇しています。
11月から始まった新物は、今年から来年にかけて、6万5千トンとのことです。
一方、日本の銀ざけの年間消費量は約8万トンと言われています。
ということは、在庫がなければ、価格が上昇する、ということです。
こちらのチリ銀値上げの記事もどうぞ。
その在庫ですが、昨年末辺りからM菱商事さんが、在庫しているという話です。
その商社は価格が高くなったら売って儲けようとしているのでしょうか
自分はそうは思っていません。
というのは、以下の二つの理由からです。
一つは生鮮食品を冷凍して一年も保管するというのは、多大なコストがかかること。
もう一つはいくら冷凍技術が発達したからといっても、さすがに一年も経つと多少なりとも品質が劣化するからです。
一つ目の保管料てすが、倉庫会社にもよりますが、一月に一キロあたり約10円かかります。
当然12か月で120円掛かるわけです。
いくら安い時期に買ったとしてもキロで120円を上回るほどのメリットがあるかと言えば自分はないと思います。
なぜなら昨年からの上昇額は200円程度だからです。
ここに資金の調達コストや、二番目の理由である、品質の劣化があります。
さらに相場は世界情勢次第でどちらにも転びます。
今は円安なので助かったでしょうが、円高が続いていたら、輸入物価が下がり、在庫のメリットなどすぐに吹き飛びます。
後は会社のキャッシュが少なくなる等、在庫のデメリットばかりです。
天下のM菱商事さんがそんなことをするとは思えません。
よって国内在庫は少ない、と見るべきです。
そうなるとやはり今年は在庫が少ないので価格はまだ上がるのではないでしょうか。
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■オホーツク「北海道網走水産」 『流氷の町~網走便り』
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チリの銀ざけ、一段高。来年の価格は?高くなります。他の鮭を食べたほうが賢いですよ。
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