辞書によると、生というのはもともと混ざりっけの無いもの、素のもの、という意味だそうです。
生、というと魚屋さん、水産業界では色々な意味があります。
- 味付けをしていない、という意味での「生」。
- 加熱をしていないという意味での「生」。
- 冷凍をしていない、という意味での「生」。
どれもみな、「生」という表現をしています。
生、という言葉自体、形容動詞なので漠然としています。
なので、お魚屋さんやスーパーマーケットで「生」、といった場合、どういう意味での生なのか、確認する必要があります。
基本的には魚コーナーて「生」というと、一度も冷凍していないもの、という意味です。「一度も冷凍していないので新鮮!」というイメージのためにそう表現していたりします。
魚の生は危険?
2017年は芸能人が相次いで寄生虫のアニサキス症にかかり、話題になりました。
その為、スーパーマーケットにおけるお魚の売り上げが減ったほどです。
アニサキスは24時間以上凍結させることで死滅します。
その為、2017年は鮮度アピールのための「生」という表現が減りました。
冷凍されていた生鮮食品には「解凍」と書く義務がありますので、そう書かれたものは元々冷凍品だな、と判ります。
ただ、解凍、と書かれていても、「生」と表現していることもあります。
これは「生食用(そのまま食べる)」の意味だったり、生のものから作ったりしているためです。
わかりづらいのですが、買い物をするときに気をつけて見てみると面白いですよ。
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