レストランがなくなる日が来るかもしれません。
みなと新聞のコラムを書かれている松井農場代表の松井健一さんによりますと今、中国では夕飯のシェアビジネスが急拡大しているそうです。
※松井健一さんのコラムは中国から客観的に見た日本のことについて書いています。
新聞は有料ですが、気になる方は以下のリンクからどうぞ。
夕食シェアビジネス
夕食を2人分作るのも5人分作るのも手間はさほど変わらない。
ならばたくさん作って余分な分を 売ろうという、商魂たくましい中国の方の考えたサービスです。
サービスはアプリによって提供されているようです。
これによって既存のレストランが既に打撃を食っているそうです。
今のところ当局は見て見ぬふり
いろんな許可がいるレストランをやるより家庭で食事を作ってそれを売る。
そうすれば余計な許可や調理器具をそろえるとか、場所を確保する必要がありません。
気軽に現在あるものでビジネスを始めることができます。
中国当局もこのビジネスをとりあえず野放しにしているようです。良い意味で。
とりあえず問題が起きてから対処する、ビジネスの芽は摘まない。
確かにこうすれば社会の無駄がなくなるという意味で本当に中国は効率化されてますね。
日本とは大違いです。
このアプリが流行ると、レストランがなくなる?!
さてこういうビジネスが世界日本も含めた世界で流行ったらどうなるでしょうか。
味に差別化のないレストランはバタバタと潰れますね。
家庭料理と大差ないレベルの惣菜売り場なんて、もしかしたらビジネスとしてやっていけないかもしれません。
なにせ隣の奥さんが揚げた唐揚げやメンチカツを歩いて数十秒のところから
買ってきて夕飯に提供できるわけです。作りたてでしかも安い。これじゃ並みのレストランはつぶれても無理はありません。
僕ら消費者からすればありがたいサービスですね。
ちなみに中国オリジナルのサービスかと思いきや、アメリカにもすでに同様のサービスがありました。
以下のページに記事が載っていました。
全てのレストランがなくなるということはもちろんないでしょう。
ただ味に差別化のできないところ、見た目や雰囲気など差別化のできないところは厳しくなるでしょうね。
日本には根付かない?
日本は多分このアプリが上陸しても規制が入ると思います。
一部のクレーマーや過激な消費者を恐れるのが日本の特徴ですから。
そしてどんどん中国との差が開いていくことになりますね。
日本は変化のスピードが大変遅い国ですが、世界に取り残されて衰退するか、さもなくば世界の常識に合わせる必要が出てきます。
既に そのような時代になっていますね。
だからただ単に毎日遅くまで残業して家に帰ってお酒を飲んで寝る、という日々を繰り返していたら将来大変なことになると思うのです。