高い海苔と安い海苔の違い・海苔のグレードについて。

当ブログはアフィリエイト広告を利用していますが、記事の公平性は心がけております。

海苔にも色々ありますよね。

高い海苔と安い海苔は一体何が違うのでしょうか。

高い海苔の美味しさとは

高い海苔は、口どけがよく、口に入れた瞬間にとろけるような柔らかさです。
しかも香りが良く、パリパリと歯切れの良いもです。

また、色が黒々としていて、表面がつるつるしています。
これが市場では高級品とされ、高値で取引されています。
美味しい海苔なので人気が出て価格が上がるんですね。

中程度の海苔はスーパーののり巻きなどに使われる!

次に中くらいの海苔です。

中くらいの海苔は歯切れもそこそこ、口どけけ具合もそこそこです。

海苔の風味もそこそこ。

色も黒から青の中間ぐらいになっています。
こちらは使い方によっては美味しくいただけます。

海苔巻
海苔巻

例えば スーパーのパック寿司やおにぎりなんかには良いです。
あんまりやらわかい海苔だとパリパリと割れてしまいます。
高級な海苔はご飯に巻いてしばらくたつと水分で溶けてしまうこともあります。

お店に置いておいても形が残っているように、ある程度グレードを落とした海苔が使われています。

下のグレードの海苔

最後に一番下のグレードになるとなかなか噛みきれず、風味がなく、色が青いです。

断面もギザギザ、ボロボロと崩れるかんじです。
こういう海苔が安く取引されています。

こちらはおにぎりなどに使われます。

おにぎり
おにぎり

ご飯の水分を含んでも破れないためです。

ただしコンビニのおにぎりは韓国産が多いです。

以上簡単ですが海苔の美味しい、まずい、高い、安いの違いでした。

なお今言った三段階だけでグレード分けされているわけではありません。

本当はもうちょっと細かく分けられているのですが、だいたいこの3つの基準に照らし合わせて選別されています。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

海苔の旬

海苔は年末から新年にかけて収穫のピークを迎えます。

冷凍しておいた海苔を、海に入れると芽が伸びてくきます。
この芽がやわらかく美味しいのです。
なぜこの時期に刈りとるかというと、温かいと育ちが良すぎて、焼き海苔には向かないからです。

一番に刈った海苔は「一番刈り」

海に入れてから一番最初に刈ったものは「一番刈り」と呼ばれます。

これを焼き海苔にするとパリパリとくちどけのよいものになります。

ただ、やわらかすぎるので寿司などには向きません。

ギフトなどの贈り物用に使われます。

二回目に刈る海苔は二番刈りと呼ばれる

一度刈り取って、その後伸びてきたものは「二番刈り」と呼ばれます。
こちらは一番刈りよりは固くなります。

しかしまだまだパリパリとやわらかいので、立ち寿司屋さんで使われます。

作ってすぐに食べてもらう立ち寿司ならそれほど海苔が割れる心配もありません。

三番刈り、四番刈りの海苔

その後にまた伸びてくる3番刈り、4番刈りのものはスーパーなどのパック寿司向けに使われます。
ある程度固さがありますので、時間がたっても安心です。
このように固さによって選別され、しかもそれぞれの客層をちゃんと掴んでいる。
海苔業界もなかなかしたたかですね。
以上は刈った時期による選別です。

海苔は結局品質で評価される!

刈る時期が色々あることをみてきました。

しかし市場に出回るときには、海苔の品質そのものを評価して選別されます。

これは優とか、1等、2等などと呼ばれることが多いようです。
これは産地とか、刈った時期をごちゃまぜにして、品質本位で選別されています。
なのでスーパーで選ぶならこちらで選び分けするとよいと思います。
優や特はパリパリして、塩気もあるため、そのまま食べるのにお薦めです。
1等、2等・・・と下がっていくとだんだん固くなるイメージですね。

海苔の産地は?

海苔の産地としては有明海沿岸、福岡、瀬戸内、宮城などがあります。
近年、有明の漁が少なく、価格が高いです。

福岡など、ある程度一定の品質を大量に用意できる産地のものはコンビニ勢が買い占めるため、普段スーパーなどではあまり見かけません。