サーモンの色はサーモンピンクなどと呼ばれ、オレンジがかった赤色が特徴です。
しかしサーモンは白身の魚なのです。
サーモンは白身の魚!なぜ白身なのか?の概要
この記事の概要です。
- サーモンは赤い色素ミオグロビンが少ないので白身の魚に分類されている
- サーモンの赤い色はエサ由来
- 淡水のサーモンは身が白い
ということです。
さっそく詳しくみていきましょう。
サーモンは白身!赤色はエサ由来
サーモンはもともと白身の魚なのに、身が赤いのはエサ由来のアスタキサンチンによるものです。
アスタキサンチンはエビやカニの殻などに含まれる色素です。
エサの甲殻類を食べることで身が赤くなっているのですね。
そもそも白身の魚とは?
そもそも白身の魚とはなんなのでしょうか。
以下ウィキペディアより引用してみます。
白身魚(しろみざかな)とは、白身(赤身でない肉)の魚肉。
ウィキペディア「白身魚」より記事引用
白身魚とは、赤身ではない魚肉、なのです。
また、農水省のページによると、筋肉の血色素「ミオグロビン」の含有量で「白身」と「赤身」をわけているそうです。
赤く見えるから赤身なのではないのです。
つまりサーモンは赤身の魚ではないのです。
そもそも赤身とは
マグロなどを切ってみると身が赤いです。
真っ赤な色をしていますね。
そのため赤身と呼ばれています。
なぜ赤いのか?
マグロは常に高速で泳ぎ続けています。
そのため、筋肉に常に酸素が必要です。
その酸素を保持しておくために赤いミオグロビン色素をもっています。
この動物の肉が赤いのはこの色素のためです。
サーモンはミオグロビン色素が少ないので白身魚!
サーモンはミオグロビン色素が少なく、赤く見えないので白身魚に分類されています。
サーモンは持続力よりも瞬発力の白身筋肉を持つ!
サーモンは白身の瞬発力の筋肉を持つ魚なのですね。
逆に赤身の魚の様に高速で動き回るのにはどちらかというと向かない魚です。
サーモンを色素なしで育てると白身に!
サーモンをアスタキサンチン色素無しで育てると白身になります。
これはトラウトサーモンの淡水型であるニジマスを見ればわかります。
ニジマスの身は白身です。
サーモンは白身の魚!なぜ白身なのか?まとめ
というわけでサーモンは白身の魚ということや理由についてみてきました。
まとめると
- サーモンは赤い色素ミオグロビンが少ないので白身の魚
- サーモンの赤い色はエサ由来
- 淡水のサーモンは身が白い
ということでした。
ご参考になさってくださいね!