総額表示の緩和、2021年3月で終了

日本食糧新聞 令和2年2月17日号より

消費税の価格表示は原則総額表示となっています。

しかしそれが緩和されて現在は税別表示が認められています。

その特別措置法の期限が1年後の2021年3月で終了します。

横浜市立大学の中園准教授の分析によりますと、総額表示にした場合、販売が3%下
落するという報道です。

たしかに以前総額表示になった際は売上が下がったという実感があります。

今まで298円(税別)で販売していた商品を、総額で298円にすると、ボリューム感が
なくなったり、高い!と感じたりしたものです。

慣れてしまえばよいのでしょうが、慣れるまでにはそれなりの時間がかかります。

その慣れるまで政府・国会議員が我慢できるかどうか。

反感を抱いたスーパーマーケット関係者が、政権与党に票を入れないかもしれません。

一方、消費者が総額表示が便利、と評価すればその方向に動きます。

しかし消費を冷え込みさせたくないという思いもあると思います。

どちらにしても総額表示への期限があと1年だ、ということは頭に入れておいたほうがいいと思います。