太刀魚ってご存知ですか?
銀色に輝く、平べったくて長い魚です。
太刀魚をフライパンで揚げ焼きしています。
※写真はぶつ切りにして、フライパンに入れた状態です。
太刀魚の食べ方いろいろ
太刀魚はいろいろな調理にあう魚です。
主に
- 焼き魚
- ムニエル
- 煮魚
などで食されます。
たまに刺身で食べることもあるそうです。
しかし皮は「生では食べないほうがいいよ~」と魚屋さんに言われたこともあります。
「毒だからね!」といっていましたが、どうなのでしょうか。
別の魚屋さんで売っていたので食べましたけどね。
皮を炙れば間違いなく食べられそうですね。
また、検索してみると、皮と身の間が美味しいらしく、皮ごと食べるのが一般的ですね。
太刀魚のレシピ「ムニエル」
今回は太刀魚をぶつ切りにして、市販のムニエルの粉を振りかけ、フライパンで焼いてみました。
太刀魚に粉付けしています。
- 内臓を一応出します。
- 水気をとり、ぶつ切りにします。長さは大体10㎝弱といったところでしょうか。平べったいので大きめに切りました。
- 市販のムニエル粉をまぶします。
- 油をひいて熱したフライパンで焼きます。
- 焼き加減をみて、あまり焼き過ぎないうちに取り出しました。
- 盛り付けて完成!
という感じで、とても簡単でした!
太刀魚をフライパンで焼いていきます。
もっと複雑な調理方法があるのかもしれません。
しかしシンプルなほうが素材の味を楽しめます。
なので今回はムニエルにしました。
太刀魚のムニエル完成です。
見た目はともかく、太刀魚のムニエルの味はシンプルで美味しかったですよ。
太刀魚のムニエルのお味は?
フライパンでムニエルにした太刀魚はとても美味しいの一言!
美味しさの理由を箇条書きにすると
- 適度に脂がのっていて、美味しい!
- ふわふわで弾力がある食感がクセになる!
- よい香りがする!
という感じです。
香りは文章では表現できませんが、さわやかというか、なんというか。
こんな魚、他にはあまりありませんね。
他の魚は大抵「脂ののり」が重要です。
しかし太刀魚は脂の他にも食感、香りが魅力です。
太刀魚の天ぷらのレシピ。味は?
太刀魚の天ぷらもシンプルで美味しいですよ。
太刀魚の天ぷらはサクサクで香りが良くて、美味しいですよ。
レシピというほどではないですが、一応。
- 太刀魚を開いて中骨を取ります。
- 三枚におろしてもいいです。
- 5センチくらいに切ります。
- 溶き卵に小麦粉を入れて混ぜます。
- そのドロを冷蔵庫でよく冷やします。
- 冷えたドロに太刀魚の切り身を着けます。
- 油で揚げれば完成!
太刀魚の旬は?
太刀魚の旬は一体いつでしょうか。
冬以外の時期ならいつでも獲れるようです。
ただ、6月を過ぎると浅瀬に近づき、漁獲されやすくなるので、「夏の魚」のイメージです。
お店の人に「旬はいつですか?」と聞いたら「7月が美味しいよ!8月になると脂が落ちるからね。」とのことでした。
このようにタイミングがよければ安く太刀魚を買うことが出来ます。
7月の、漁港の近くのローカルスーパーがねらい目ですね。
太刀魚は大きなほうが美味しい!
小さい太刀魚はあまり美味しくないようです。
私は大きめのサイズ(身の厚さは3.5㎝くらい、全長は70㎝以上?)しか食べたことがありません。
お魚屋さんに聞くと、やはり小さいのは美味しくない、とのことでした。
なので、なるべく大きな太刀魚を選びましょう。
太刀魚の値段は?
太刀魚はいくらで売っているのでしょうか。
筒切り8㎝くらいの切り身が1切れ80gくらいが200円ぐらいで売られています。
なので、100gあたり250円と、ほたてや安いタラコのような価格です。
畜肉でいうと輸入の牛肉のような価格ですね。
結構太刀魚の値段は高めです。
太刀魚の値段が高い理由とは?
特に最近は高くなっています。
これは太刀魚をよく食べる韓国の事情によります。
韓国では近年、太刀魚が獲れないそうです。
そのため、日本から輸出しています。
日本で売るより韓国に輸出したら高く売れるので、どんどん輸出しています。
韓国へ輸出が好調なので、日本でも価格が高くなっています。
ちなみに現在(2018年7月中旬)、瞬間的に日本海で太刀魚の価格が安くなっています。
60㎝ほどのものを1尾398円(!)で販売していたお店がありました。
本日限り、と書かれていたので、明日にはもうなくなるかもしれません。
太刀魚の名前の由来は?
太刀魚の名前の由来はいったいなんなのでしょうか。
- 刀(太刀=たち)のように見えるから太刀魚と呼ばれているという説
- 立って泳ぐので立ち魚と呼ばれる
という説があります。
おそらくその両方をひっかけているんじゃないかと思います。
“太刀”より”立ち”のほうが語源は古いと考えられるので「立ち魚」説が有力でしょうか。
太刀魚の語源はよくわかっていません。
輸入の太刀魚のお味は?
この太刀魚世界にはいろいろな種類があります。
最近パキスタンなどのインド洋で獲れた太刀魚が輸入されています。
これは「オビレタチ」と言って日本の近海で獲れる太刀魚とは少し違います。
味もやっぱり日本の近海でとれるものとは違います。
太刀魚をよく食べる国は?
美味しい魚で北半球のいろいろなところで漁獲されます。
そのため、世界中で食べられているようです。
特にアジア圏でよく食べられているようです。
お隣韓国ではよく食べられていることは前述しました。
韓国は三方を海に囲まれています。
なので、海産物をよく食べます。
その海産物の中でも太刀魚は大衆魚として欠かせないようですね。
これも魚屋さんから聞いた話ですが、太刀魚は特に朝鮮系の人がよく買っていくそうです。
やはり昔からなじみのある魚なんですね。
日本人でいったらサンマのポジションでしょうか。
それくらい煮ても焼いても美味しい万能な魚なんですね。
朝鮮半島で親しまれる理由がわかる気がします。
太刀魚の表面の銀色はグアニン!マニキュアに使われる!
太刀魚の表面を覆っている銀色の物質は「グアニン」というそうです。
太刀魚にはウロコがなく、このグアニンがウロコの代わり。
このグアニン、昔はマニュキュアの原料になっていたそうです。
この太刀魚の皮をこそげ落とし、マニュキュアの原料である「ニトロセルロース(ラッカーの成分)」に混ぜていたそうです。
お魚屋さんに言わせると「今でも使っているところがあるよ」とのことでした。
まあ、ありえなくもないけど、太刀魚高いからどうなんでしょうか。
高コストになるような気がします。
しかし冷蔵庫に太刀魚が入っていたら皮をこそげ落とし、透明なマニュキュアに混ぜて塗っても面白いかも?ですね。
太刀魚の皮が「毒」といっていたお魚屋さんは、マニュキュアのイメージがあったのでそういったのでしょうか。
わかりません。
太刀魚のまとめ
太刀魚はとっても美味しい味した魚ということがわかっていただけましたか?
焼いても煮ても、ムニエルでも太刀魚は美味しいんです。
身がふっくらして、適度に脂がのっていて、良い香りがします。
最強クラスのおいしさですね。
しかもいろいろな国で愛されているんですね。
韓国なんかは日本からもかなり輸入しています。
それだけに最近資源が減ってきているのが気になりますね。
上手に資源管理しながら、太刀魚の味を末永く楽しみたいものです。
最後に:
日本海産ではないですが、極上の太刀魚を味わえます!
700g前後の太刀魚が4800円(送料込み)と高めではあります。
しかし太刀魚は大きくなればなるほど、高いけど旨い!
ここのお店は切ってくれますし、お客さんの要望に合わせて対応してくれます。
そしてなにより新鮮!
ギフトにもおすすめの太刀魚をぜひどうぞ!
劇的に新鮮!脂ののった太刀魚 【楽ギフ_包装】【楽ギフ_のし】【楽ギフ_包装】【楽ギフ_のし】【送料無料】
|
また、築地の業者も扱っています。
こちらは1kg以上の大型サイズ!
これだけ大きいとさすがに高い…ですが旨いです!