岩手県宮古市の田老町漁協の真崎わかめ。
個人的には鳴門のわかめと甲乙つけがたい美味しいわかめ、と思っています。
岩手のわかめが美味しい秘密はこだわりの育て方にあった!
岩手のわかめはこだわりをもって育てられています。
そのこだわりを紹介します。
もともと岩手に生えていたわかめを育てている
もともと岩手県の宮古市に自生するわかめから種を取って育てています。
そのため、味が均一でぶれません。
もともと美味しいわかめの種を守っているのですね。
刈り取り時期を限定
うま味がもっとも凝縮した3月上旬か4月中旬までの一ヶ月半に限定しています。
成長が止まった冬から春になる新芽を刈ります。
そのため栄養もぎっしり。
光の当たらない夜間に収穫
さらに刈り取り作業は日光の当たらない夜に行います。
植物は昼間光合成をして夜間に栄養を体内に送ります。
そのため夜間に刈り取るとおいしさが詰まっています。
このように岩手のわかめはこだわって作っているんですね。
岩手のわかめのおいしさとは?
岩手のわかめはうま味と風味がとても良いです。
たしかに身の厚さは鳴門のわかめには負けます。
あの厚いワカメは歯ごたえ、のどごしがよく、私も大好きです。
しかしそれをカバーするくらいの風味と歯ごたえがあります。
昨今のわかめ事情
最近では三陸のわかめの種を中国へもっていって育てたりしています。
そうするとDNA検査をしても「岩手県産」と出てしまいます。
なので悪徳業者は岩手県産として販売している、という話を聞きます。
中国産(岩手県種苗)などと正直に書かれていれば親切ですけどね。
でも収穫時期の限定や刈り取り時間を夜間に限定するなどは行っていないと思われます。
2016年に中国のわかめは大減産でした。
中国のわかめが2016年に大減産だった理由
2016年の中国のわかめは大減産でした。
その理由は「海水温が高い時期に種を植えたため、うまく育たなかった」というもの。
日本では海水温度とにらめっこしながら種を植え付けます。
しかし経験値の少ない中国では毎年決まった時期に種の植え付けをしていました。
そのため、海水温に関係なく植え付け、わかめがうまく育たなかったようです。
何せ中国での三陸種苗の養殖は歴史が浅いですからね。
その地域にあった育て方を昔から行っているところには品質ではかなわないでしょ
う。
こんな風にこだわって育てている岩手のわかめをご賞味ください。
というわけでいかがだったでしょうか。
岩手の美味しいわかめ、一度ご賞味くださいね!!