昨今、魚が小型化している、という話を聞きます。
昔話大きかったけれど、今は小さいものしか獲れない、ということですね。
サバやするめいかなど昨今小型化が指摘されています。
スルメイカは大きなものが少なく、すでに水揚げが激減しています。
サバは量はとれていますが、小型化ていています。
小さくなる原因はどこにあるのでしょうか。
小さくなるのは獲りすぎ(乱獲)たから!
小さくなるのは、資源が少なくなっているから、といわれています。
大きな魚を乱獲することにより、小さい魚が残るのですね。
魚が十分に大きくなる前に漁獲してしまうのですね。
東日本大震災の後、福島県などでヒラメが大型化した、ということがありました。
これなどは単純に、しばらく漁獲しなかったから大きなものが生き残った、ということですね。
資源が少なくなると小さくなる
以前読んだ漁業関係者の話では「資源が減ってくると魚が小さくなる」ということです。
小型化した魚は小型化した卵を産む
また、小型化した魚は小型の卵を産みます。
その卵から孵った魚は小型に育ちます。
これは小さい卵には初期の栄養が少ないからです。
逆に大きな個体は大きな卵を産むようになります。
大きな卵は海底に沈みやすいし、安定しているので生存確率が高いそうです。(このソースが見つかりませんでした。)
それと大きな卵は栄養が多く、生き残りやすいらしいです。
つまり魚が小さくなれば、卵が小さくなり、生き残るのが難しくなる、ということですね。
温暖化で酸素不足になり、魚が小型化?
これは乱獲とは関係ないなのですが、
温暖化で酸素が少なくなり、小型化している、という論文が発表されたという記事です。
簡単にいうと
- 海水温が上がると海水に溶けている酸素が少なくなる
- 魚体の成長よりもエラの成長は遅い
- エラが成長しないので酸素を取り込めず、成長しない
ということです。
魚が小型化する理由とは?まとめ
というわけで、少し消化不良なのですが、魚が小型化する理由についてまとめます。
- 大きな魚を乱獲するため
- 残った小型の魚が小型の魚を産む
- 温暖化の影響
ということでした。