こんにちは!フィッシュコーディネーター(@osakana_neta)です。

アワビの肝、食べたことありますか?醤油に溶いて 肝醤油 として楽しむことができます。

肝醤油は、苦味と旨み が絶妙で、美味しいんですよね。

また、そのまま食べるツワモノもいます。

今日はそんなアワビの肝についての話題です。


アワビの肝をそのまま食べる

アワビの肝はそのまま生で食べると、かなり 強烈な味 です。

磯の香り が強く、慣れない人にはちょっと 磯臭さ が気になるかもしれません。

私も三陸出身の母にすすめられて食べてみたことがありますが、すみません、噛まずに飲み込んでしまいました(笑)。でも、母はその 磯の香りたまらない そうです。


アワビのキモ、三陸では「トシル」や「トシロ」と呼ばれる

三陸地方では、アワビの肝は 「トシル」や「トシロ」 とも呼ばれ、珍味として親しまれています。

これは、地域ならではの呼び名ですね。


韓国ではアワビの肝が大人気!

実は、韓国人はアワビの肝が 大好き だそうです。

これは「美味しんぼ」10巻にも登場する話で、韓国人がアワビの肝を食べる姿は、親子で 争うように食べる というエピソードもあります。

また、韓国では 「アワビの肝入り粥」 がとても人気で、ドラマ「チャングムの誓い」でも登場したとか。

ほろ苦く、クセになる味 だそうで、朝食に食べることも多いそうです。贅沢な朝食ですね!

私も一度食べてみたいです。


実際は肝ではなく、生殖腺

実は、アワビの肝は 肝臓 ではなく、 生殖腺 だそうです。

メスのものは 緑色、オスのものは 白い ので見分けがつきます。

韓国の「アワビの肝入り粥」が緑色なのは、メスの生殖腺が入っているからなんですね。


「ジメチルスルフィド」って何?

アワビの肝には ジメチルスルフィド という成分が含まれています。

これは 磯の香り の原因物質で、海苔にも含まれる成分です。

実は人間でも内臓で生成され、口臭の原因になることもありますが、 適量であれば問題ない のでご安心を。

(参考:中城歯科様のページ)


アワビの肝の美味しさと三陸の呼び名についてまとめ

というわけで、アワビの肝について詳しく見てきました。

まとめると、

  • アワビの肝は醤油に溶かして肝醤油 などで食べると美味しい。
  • 肝醤油は苦味と旨みが絶妙 で美味しい。
  • アワビの肝を生で食べると強烈な味 で、慣れない人にはちょっとキツイ。
  • 三陸では「トシル」や「トシロ」と呼ばれ、珍味として親しまれている
  • 韓国では「アワビの肝入り粥」が人気 で、朝食にも食べられている。
  • 実際は肝ではなく生殖腺 で、メスは緑色、オスは白い。
  • ジメチルスルフィド が磯の香りの元で、適量なら問題なし。

ということでした。

アワビの肝、興味が湧いた方はぜひ試してみてください!


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