宮城県ではわたりがにが震災前の20倍も獲れているそうです。
水産関係者の貴重な収入源となっているようです。
宮城県ではこれからデータをとって検証するとのことでした。
私なりに過去の事例から このことを検証してみたいと思います。
津波で陸の栄養が海に流れた
海は森がつくると言われています。
実際、森林伐採が進んだ後魚が取れなくなった地域が結構あります。
海の中は 液体なので当然ミネラル分などは溶け出して拡散してしまいます。
しかし陸地だと ミネラルなどは蓄積していると思います。
また有機物なども蓄積しやすいので川の流れによって海に運ばれます。
それが震災の津波で一気に海に流れました。
そのため海が冨栄養になった、というのが私の見解の一つです。
漁獲出来ない時期がったので資源が増えた
これはカレイなどが大型化しているので同じ理由、と考えていいと思います。
2018年10月の「今週のメルマガvol.6」にも書きましたが、福島の魚も資源が震災前の7~8倍になっているようです。
以下、私のメルマガからの記事です。
「福島の魚、資源が震災前の7~8倍に」
NHKの報道によると、福島県の調査では震災前5年間にくらべてヒラメが8倍、ナメタガレイが7倍に資源が増えているそうです。
また大きさも4kg台から、5kg台へと大型化しているそうです。
このようにしばらく禁漁の期間を設けると資源は回復することが分かります。
日本も水産資源の管理を!
日本では水産業の管理が遅れています。
そのため近年のいろいろな魚種の不漁は乱獲のせいではないか、と私は考えています。
以前秋田のハタハタの資源が減った時、秋田県は数年ハタハタを禁漁にしました。
その後資源が回復しました。
日本も水産資源を北欧のように管理する必要があります。
永続的に利用していく必要があるからです。