2021年はズワイガニとタラバガニ、紅ズワイガニが値上がりしました。
お盆も高かったですが、2021年末はさらに高値になりましたね。
以下は日刊シーフーズニュースからの引用です。
単価69%高 カナダからの輸入9.2倍
日刊シーフーズニュース2021年6月10日参照
3割以上の大幅な値上げです。なぜこんなにも高くなったのでしょうか。
高値の理由は3つあります。
- カニ工場がコロナで生産出来ない
- アメリカの内食需要とレストラン再開
- ズワイガニ大幅な減枠で争奪戦に!
ということでした。
詳しく見ていきましょう。
コロナの内食需要でアメリカのカニ需要が増え、値上げになった
最大の理由としてはアメリカの需要が増えたことです。
アメリカでは2020年、新型コロナの影響で外食店が軒並み休業に追い込まれました。
そのぶんのお金が内食に向かうことになりました。
ここまでは日本と同じ流れですね!日本では保存食などが売れましたね。
アメリカでは、ホームパーティーの需要が増えズワイガニタラバガニなどが売れるようになりました。 レストランで食べるより全然安いということですね。
仕掛けたのはコストコとも言われています。コストコなどのスーパーがここぞとばかりにカニを売ったのですね。商魂たくましいですね。
それにデリバリーでもカニは人気になったそうです。
外食が営業を開始して、カニの需要がさらに増える
そして2021年6月時点でアメリカはワクチンの接種が進み、外食店もオープンしています。
これによって外食店でもズワイガニ、タラバガニを扱うようになりました。
アメリカは自国のカニだけは足りずでは足りず、カナダやロシアから輸入しています。
またズワイガニ、タラバガニが高いので 紅ズワイガニなども食べられています。紅ズワイなどは以前はアメリカではほとんど食べられなかったものでした。
そもそもコロナ禍でカニ工場が満足に生産出来なかった
話が前後しますが、そもそも2020年にカニの工場が稼働出来なくて、満足に生産出来ませんでした。
そのため供給が追い付かず、高値の一因になりました。
アメリカベーリング海のズワイガニ漁、2022年は前期比88%減枠に!!値上げにさらに拍車がかかります。
コロナは関係ないのですが、なんと、2021年シーズン(2021年から2022年の冬シーズン)、アメリカのベーリング海のズワイガニ漁が漁獲量が88%減になるそうです。アメリカは漁獲可能量を科学的に決めてそれに基づいて漁をします。
なので88%減ということは2020年シーズンに比べ12%しかズワイガニを穫らないということです。
それだけ資源が減っている、ということなんですね。
先高観から今のうちに買っておかなければならないと危機感が高まっています。特にズワイガニ加工業者は死活問題です。なりふり構わず原料を集めているので価格が上がります。
コロナでカニが値上げ、最後に
ということで年末にかけて高かったかにカニ関係でした。
まとめますと、
- カニ工場がコロナで生産出来なかったので、カニ製品が作れなかった
- アメリカの内食需要でカニがたくさん食べられた。さらにレストラン再開で需要増
- ズワイガニ大幅な減枠で争奪戦になり、高くても買っている
ということでした。
2022年はさらに減枠です。ただ、それによって需要が減退して、価格はどうなるかまだ解りません。ロシアの入札で、高すぎて落札されなかった、という情報もあります。もしかして買い手が高値についていけず、値下がりするかもしれません。それはまったく解りません。
今のうちに 買っておいてもいいかもしれませんね。
それにしても本当に色々なところに影響があったコロナ禍でしたね!早く正常な日常に戻ることを願っています。
以下のサイトではお買い得なカニなども取り扱っています。今後値上げなども考えられますので、早めのご利用がおすすめです。