スキャンピーというエビをご存知ですか?
※写真の左に写っている海老がスキャンピーです。
ヨーロッパではメジャーなエビです。
日本ではあまり馴染みがないですよね。
今日はそんなスキャンピーについてみていきます。
エビのスキャンピー(アカザエビ・スキャンピ・スカンピ)とは?
スキャンピーという名前を聞いたことないでしょうか。
スキャンピーはアカザエビの仲間です。
日本の赤座海老(アカザエビ)に近い海老です。
ローマ字で書くと「Scampi」です。
イタリア語でスカンピです。
スキャンピーとかスキャンピとも言います。
フランス語ではラングスティーヌ(ラングスチーヌ)と言うそうです。
スキャンピーは手長海老、ともいわれます。
しかし日本でいうところの手長海老は、淡水に生息する海老です。
なので手長海老とはちょっと違います。
スキャンピーはザリガニ下目なので、ザリガニの仲間です。
海のザリガニ、といえます。
実際海底を歩いて生活しているそうです。
アイスランド、ニュージーランドなど、比較的寒いところで漁獲される海老です。
ニュージーランドのスキャンピーはニュージーランドアカザエビ、といいます。
ヨーロッパのスキャンピーと見た目も味わいも近いです。
スキャンピー(アカザエビ・スキャンピ・スカンピ)は欧米で人気!
スキャンピーはイタリアやフランスなどでは人気の食材です。
欧米ではエビとしては割と一般的のようです。
味も美味しいし、見た目もいいです。手が長く、華やかな色合いです。
※またまたスキャンピーの画像です。
スキャンピー(アカザエビ)の産地は?
スキャンピーの主な産地はニュージーランド・アイスランドなど、割とどこでも漁獲されています。
ニュージーランド産ものが評価が高いようです。
近年はニュージーランドのものが高値です。
アイスランドのものは価格は安めなので狙い目です。
ニュージーランドのものは殻が柔らかく、アイスランドのものは殻が固い印象です。
ヨーロッパのスキャンピーは品質が良くない、という評判がありました。
漁獲から港へ帰るまで一週間もかかることがあり、その間は冷蔵での管理です。
そのため鮮度が劣化していたようです。
しかし船によっては船内凍結しているところもあるそうです。
こうした船内凍結品は品質がよいです。
日本のスーパーにはまず並ばない食材です。
食べ方もよくわからないですしね。
スキャンピー(アカザエビ)の食べ方
スキャンピーは美味しい海老です。
味噌も美味しく、身はボタンエビのよう。
そのため、鮮度の良い物は生食でもいけます。
熱を加えてもやわらかく、甘い海老です。
焼き物やスープで煮て食べるのが一般的のようです。
ホテルのディナーやフレンチレストランなんかで食べられるところもありますよ。
僕はホテルのディナーで食べました。
スープで茹でて、頭の中に味噌と絡めたリゾットが詰められていました。
こんな食べ方もあるのですね。
スキャンピー(アカザエビ)の味は?
そのスキャンピーの頭をちゅるっと吸うと、味噌とスープの効いたリゾットが出てきて、美味しかったです。
こんな風に、ミソも美味しいんですよね、スキャンピーって!
身のほうもやわらかく、エビの味が濃くて美味しかったです。
甘えびの甘さと、味噌の美味しさがあり、でも甘エビよりも食べ応えがある。
加熱して食べるととっても美味しい海老ですよ。
見た目もいいですし、クリスマスや年始のごちそうにいいですよ。
ぜひ、試してみてくださいね!
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