暑くなってくると食べたくなる、うなぎ。

このうなぎ。

最近では資源保護の観点から、食べられなくなるのでは?と言われています。

というのもジャポニカ種(日本種うなぎ)の稚魚が採れなくなってきているからです。

関連記事:「ジャポニカ種のうなぎ」

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うなぎの完全養殖(卵から親、そしてたまで育て、その親が卵を産むこと)は、まだ商業化されていません。

関連記事:「うなぎの完全養殖に成功!しかし販売には時間がかかりそう」

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上記の記事を参照していただければわかりますが、完全養殖といってもまだ商業化が出来ていないのです。

コストが掛かりすぎるのですね。

だから現在では天然の稚魚を漁獲して、それを育てています。

ちなみに一時、稚魚の価格はkg360万円になりました。

ものすごく高いですね。

2020年に入り、稚魚が前年よりも5倍採れた、ということで、価格は80万円前後となっています。

とはいえ、その稚魚が蒲焼きとして出回るのは2021年以降です。

ということでジャポニカ種のうなぎ蒲焼きは、今年は少ないです。

そこで昨今注目を集めているのが、アメリカ大陸原産のうなぎ、アンギラ・ロストラータ種(Anguilla rostrata)

このロストラータ種は資源がそこそこいると考えられています。

そのため、ジャポニカ種(標準和名:ニホンウナギ)に変わりに注目されています。

ちなみにジャポニカ種はアンギラ・ジャポニカ種(標準和名:ニホンウナギ Anguilla japonica)です。

今回はそのアメリカ原産のロストラータ種の味について書いてみました。

うなぎのロストラータ種の味は?

実際ロストラータ種は美味しいのでしょうか?

検証も兼ねてさっそく家族でロストラータ種のうなぎの蒲焼きを試食してみました。

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私:「この2つのうなぎのかば焼き(ジャポニカ種とロストラータ種)、ちょっと食べ比べしてみて!」

妻と子供たち:「どうせ、どっちかが『なまず』なんでしょう?!」

私:「ち、ちがうよ!とにかく両方うなぎだから食べてみて!」

家族:…しぶしぶ食べる

私:「どう?!味は?」

子供たち:「どっちも美味しい!」

妻:「うーん、こっち(ジャポニカ種)のほうは臭みがあるね。もうひとつの方(ロストラータ種)はふわふわして臭みもなくて、美味しい!」

子供たち:「うん、たしかにこっち(ロストラータ種)のほうが美味しい!」

・・・・
というわけで我が家ではロストラータ種のほうが美味しいという結果になりました。

まとめると

  • ジャポニカ種(ニホンウナギ)は臭みがある
  • ロストラータ種は柔らかく、臭みが少ない

と、ロストラータ種が好評でした。


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ロストラータうなぎの美味しさは蒲焼きの仕方で変わる

たしかに自分も試食してみると、ロストラータ種は身がふわふわでやわらかく、クセもなくて、美味しかったです。
ロストラータ種の方が脂肪分が多い印象です。
しかし以前ロストラータ種を食べた時はゴムを食べているようで美味しくなかったです。

なぜこんなにも美味しさに違いがあるのでしょうか?

どうやらこれは蒸し方などの調理に秘密があるようです。

もともとロストラータ種は皮が固いようです。

そのために蒸しを強くする必要があるようです。

つまり以前食べたものは蒸し方が弱いものだと考えられます。

そしてメーカーさんによると、今回食べたものはしっかりと蒸してある、とのことでした。

ただし、ロストラータ種のうなぎは個体差があり、同じ蒸し方でも柔らかかったり硬かったりするそうです。

そのため蒸すときにはうなぎの状態を見極めて丁寧に蒸さないといけないらしいです。

また、蒸せば蒸すほど油が落ちて歩留まりが悪くなるのでしょう。

味付け自体は濃いですし、炭火で何回も焼くので、同じような味になるのだと思います。

違うのは食感と臭みですね。

それでは美味しいロストラータ種のうなぎはどうやって見分ければ良いでしょうか?

ロストラータ種うなぎの美味しい見分け方

美味しいロストラータ種のうなぎ蒲焼きはどのようにして選べばよいでしょうか。

以前は固い、と言われていましたが、今はどのメーカーもそれなりに美味しい蒲焼きに仕上げています。

なのでそれほどまずいロストラータうなぎ蒲焼きはないと思っています。

価格が極端に安いものはまずい

ただ、価格の安すぎるものは美味しくない可能性が高いです。

先程少し触れたように、蒸し方が弱ければ脂が落ちずに歩留まりが良くなります。

そうすると安く出来上がります。

なので安い物はよく蒸していない可能性があります。

ねじれているロストラータうなぎはまずい

ロストラータ種のうなぎの蒲焼きをよく見ると、ねじれていたりすることがあります。

こういうものはまだ皮が固い可能性があります。

やわらかく仕上がったものは形がまっすぐで、ふっくらとしています。

表面がデコボコしているロストラータうなぎはまずい

なんとなく見た目で表面がデコボコしているものも蒸しが甘い可能性があります。

つまりかたい、ということですね。

これらはあくまでも参考とお考えください。

今年(2020年)のうなぎのかば焼きの販売はロストラータ種中心か

今年もこちらのロストラータ種が多く出回りそうです。

今年はロストラータ種が安く、品質も向上しているからです。

今年はジャポニカ種の稚魚の漁がまとまりました。

その稚魚たちは来年以降、うなぎ蒲焼きとして出回ります。

来年以降ジャポニカ種の価格は下がる、と予想します。

だから商社としては、市場の評価の劣るロストラータ種の在庫を少なくしたいのです。

そのため価格が下がってきています。

今年は稚魚が採れたとはいえ、ジャポニカ種の蒲焼き製品はまだ少ないです。

価格も相変わらず高いです。

ロストラータ種に比べると、倍くらいの値段がついています。

でも、ロストラータ種もきちっと選べば美味しいですよ。

価格が高くても美味しいジャポニカ種を選ぶか。

それとも美味しいロストラータ種を見分けて買うか。

ちなみにロストラータ種のうなぎ蒲焼きは、店頭では見分けがつきません。

ジャポニカ種は高く売れるのでわざわざ「ジャポニカ種」とか、「日本のうなぎ」などと書かれています。

逆にそのように買いていなくて、価格が安いものはロストラータ種の可能性が高いです。

私としては

  • 品質が向上している
  • クセがない
  • 価格が安い

というわけでロストラータ種をおすすめします。

関連記事:「ジャポニカ種のうなぎ」

https://fish-neta.com/anguilla-japonica/

関連記事:「うなぎの完全養殖に成功!しかし販売には時間がかかりそう」

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