こんにちは!フィッシュコーディネーター( @osakana_neta )です。
ししゃもにはなぜかストローが付いていますよね。
↑こんなやつですね。
これ、中が空洞になっていて、水を飲むストローとして使えます。簡単にししゃも水が作れます。
冗談はさておき、このストローはなんのためかわかりますか?
ししゃものストローは干すためのもの!
そししゃものストローは干すためものなのです。生のししゃもの口にストローを通します。そしてストローの端を引っ掛けて、並べて干していきます。こうやって干しているのですね。
それではなぜストローで挿してほすのでしょうか。
ストローで干すと見た目がいい!
ストローに挿して干すと、見た目がいいです。ししゃもの口が広がり、大きく見えます。細い竹ひごのようなものよりもしっかり口が開きます。
昔からそうやっているので、口が開いていないとししゃもっぽくない、というのもありますよね。かといって芯のある素材ですと重量も出るし、プラスチック原料の無駄も多くなります。なので中空のストローが良いのですね。
なぜ手間のかかる干し方なのか?
それではなぜこのように手間のかかる干し方をしているのでしょうか。
それは以下の理由が考えられます。
- ししゃもに網目がつかない
- ししゃもが潰れない
- ししゃもがまっすぐ干し上がる
- 口が開いて見た目がいい
などですね。
網干ししゃもの口は閉じている!
最近はSDGs的な文脈で、ストローを使わない干し方もあります。網で干すししゃもは口が閉じています。ストローを口に挿さないので、口が閉じたままなのですね!
網で干すとどうしても形が平べったくなったり、ししゃもが曲がったりします。また、網の模様が付いたり、します。最近はプラスチックの削減が叫ばれています。
また、網のほうが生産効率は圧倒的にいいです。ストローにいちいち刺すのは本当に手間ですね。なので網干はコスト削減になります。
ストロー干しだと大きさにバラつきが出やすい
普通のストローで干すししゃもは、干す前にサイズ選別しています。でもそれだと干し上がりにバラつきが出ます。ししゃもの個体差でよく乾くものやあまり乾かないものもあります。
なので干しししゃもの大きさはばらつきがありますね。
網干ししゃもは大きさを揃えやすい
網干ししゃもですと干した後に計量出来るので、1尾辺りの大きさが揃いやすいメリットがあります。
ししゃものストローはなぜあるの?まとめ
というわけでししゃもに付き物のストローについてみてきました。
まとめると
- ししゃものストローは干すためのもの
- ストロー干しは見た目を良くするためのもの
- 網干しでは口が閉じて形が平べったくなり、曲がる
- ストロー干しではししゃもの大きさにバラつきが出やすい
- 網干しは大きさを揃えやすい。
ということでした。
ご参考になさってくださいね!