イカのフリット鹿の子という言葉をたまに聞きます。これはどういう意味でしょうか。
イカのスリットとは?
スリットとは写真のように斜めに飾り包丁切り込みを入れることです。
イカのスリット。
ちなみにスリットとは、長い切れ込みのことです。よくスカートなどの切れ込みのことをいいますね。
イカの鹿の子(かのこ)とは?
イカの鹿の子とは、斜めに包丁を入れ、さらに対角線上にまた包丁を入れることです。十字に切れ込みを入れることですね。
イカの鹿の子。
鹿の子はニットやポロシャツなどの「鹿の子編み」から来ているようです。
以下、ファーストリテイリング(UNIQLOやGUを展開)のページより引用です。
表目と裏目をタテ・ヨコ交互に組み合わせて編む
https://www.fastretailing.com/jp/glossary/354.htmlファーストリテイリングのページより記事引用
タテヨコに入れる切れ込みが鹿の子編みのように見えることからこう呼ばれます。
イカのスリット、鹿の子はなぜ入れるのか?
イカのスリットとかの子は何故入れるのでしょうか。
イカの旨味を引き出すスリットと鹿の子
一つにはいかの旨みを引き出すという意味合いがあります。
イカの旨味は身の中にあります。切れば切るほど舌にいかの身が当たる面積が増えます。そのため、よりイカの旨味を感じるのですね。
縮み防止
イカは加熱すると縮みます。
特にアカイカなどの肉厚のものは縮みやすいです。鹿の子をいれることで縮みが軽減されます。
アニサキス対策
あるいはアニサキス対策という意味合いもあります。表面を傷つけることによってアニサキスを殺す役目もあります。
イカの表は鹿の子を入れて裏側はスリット?
イカの皮は硬めです。なので硬い面には鹿の子を入れてます。より多くの切り込みを入れるようにしています。
裏側は柔らかいのでスリットだけということが多いです。
イカのスリットと鹿の子とは?まとめ
というわけでイカのスリット、鹿子について見てきました。まとめると
- イカのスリットは片側だけの切り込み
- 鹿子は対角上にもう一本切り込みを入れたもの
- イカの旨味を引き出すため
- アニサキス対策
- 皮の方に鹿の子を入れる
- 裏側の身の方にはスリットを入れる
ということでした。ご参考になさって下さいね!