タコって美味しいですよね。でも実はタコはオスとメスで味が違うってご存知でした?
一般的にはメスの方が柔らかくて美味しい、オスは固い、と言われています。
※タコのオスとメスの見分け方については以下の記事をご覧ください。
タコのオスとメスの見分け方↓
https://fish-neta.com/octopus-male-female/
タコのオス・メスによる、味の違い。どちらが美味しい?
もう少し詳しく、タコのオスとメスの味の違いをみていきましょう。
メスの方が柔らかい、オスは固い
一般的にはメスの方が身がやわらかく、美味しいといわれます。
個人的にも、食べ比べると、やはりメスの方が美味しく感じます。
オスは固いというか、こりこり、ぶよぶよという食感です。
言葉では表現しづらいですが、とにかくメスの方が美味しく感じました。
これは真だこ、ミスダコ共通するようです。
産卵後のタコは味が落ちる?
メスが美味しい、と書きましたが、メスは産卵後は味が落ちる、ともいわれます。
これは私が食べ比べたわけではないです。
ただ一般的にいえば、産卵後の魚類は味が落ちます。
栄養を卵にとられるからですね。
また、後述しますが、オスでも、調理方法によっては柔らかく美味しくなります。
オスのほうが筋繊維が強いので固い
オスのほうがけんかをよくするので、筋肉が強く、硬いです。
この硬い筋肉をほぐす作業が必要になります。
タコは煮だこにする前に「揉み」の作業をします。
実際の作業としては、筋肉を断つように叩きます。
なぜか「叩き」と言わず「揉み」と言います。
こうすることでタコは柔らかくなります。
鉄腕!DASHでは、タコを大根で叩いて柔らかくしていました。
また、大根から沁み出す「ジアスターゼ」という酵素がタコを柔らかくするそうです。
タコの加工工場では、ドラム式洗濯機のような装置で柔らかくします。
タコを持ち上げては落とし、持ち上げては落とすのですね。
その場合はオスの方は長めに揉む必要があります。
そうすることでオスも柔らかくなります。
ただ通常のタコの加工工場では、オスだけ長く揉む、ということはしません。
選別に手間がかかりますし、効率が悪いですからね。
なので、通常はメスの方が美味しい、と言われています。
小さいタコはオスとメスの味の違いはほとんどない
さて、メスのタコのほうが身が柔らかくて美味しい、という話をしてきました。ただしこれには例外もあります。
それは小さなタコです。まだ子供のタコは、オスもあまり喧嘩をせず、そのため筋肉も発達していないことになります。
そうすると筋肉発達していないのでオスもメスも 味に大差はないんですね。
タコのオスとメスの味の違いについてまとめ
というわけでタコのオスとメスの味の違いについて見てきました。
まとめると
- タコはメスの方が柔らかい
- オスの方が硬い
- ただし加工業者によってはオスを柔らかく加工して美味しくしているところもある
- 小さいタコはオスもメスも ほとんど味に変わりがない
ということでした。参考にしてみてくださいね!
またタコのオスとメスの見分け方については以下の記事をご覧ください。
タコのオスとメスの見分け方↓
https://fish-neta.com/octopus-male-female/