うなぎの完全養殖・サステナブルに近づく!養殖の稚魚を出荷開始へ!画期的な点と課題

こんにちは!フィッシュコーディネーター( @osakana_neta )です。
2022年11月16日みなと新聞報道によりますと、人工採卵して孵化させたうなぎの稚魚を出荷するそうです。

いよいよか!と思いましたが、まだまだ課題もあるようです。

人工孵化のニホンウナギ稚魚を出荷!

水研機構が、ニホンウナギの人工孵化の稚魚を出荷するそうです。

年間1万尾程度のシラスウナギを養成できるようです。

成熟技術が画期的

うなぎというのは、飼育下では卵を産みにくいそうです。

そんなうなぎですが、人工的に成熟させる技術を確立しました。

進まない成熟を、生殖腺刺激ホルモン(GTH)を人工的に大量生産して、成熟させるそうです。

稚魚の餌の開発が画期的

シラスウナギの餌はアブラツノザメの卵です。

この卵、とても高価なものです。

そして今回、アブラツノザメの卵に代わる飼料を開発しました。

これがとても画期的です。

不安定かつ高級である卵を使わずに育てられるとなればコストダウンに繋がりますよね。

値段の高さが課題

ただ、まだまだ課題も残っています。

コストは依然として高いです。

天然の稚魚だと1尾200~600円です。

人工種苗の稚魚だと1尾あたりのコストは3000円程度とのことです。

このように技術革新しているとはいえ、まだまだお店で気軽に買える値段ではないですね。

天然を穴埋めする数には程遠い

国内のシラスウナギ需要は年間1億尾と言われています。

それに対して人工種苗は年間1万尾程度です。

なので、まったく足りないですね。

課題も色々ありますが、今後模期待していきたいと思います。

うなぎの完全養殖・サステナブルに近づく!養殖の稚魚を出荷開始へ!画期的な点と課題まとめ

というわけでうなぎの養殖についてみてきました。

まとめると

  • 人工種苗のうなぎ稚魚出荷始まる
  • 成熟技術が画期的
  • 稚魚のエサを開発!
  • コストが課題
  • 数量がまだ少ない

ということでした。

ご参考になさってくださいね!

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