うなぎの蒲焼

先日、所さんの「目がテン!」を見てみたら、科学の里でうなぎの生態をやっていました。

今後の養殖や自然増加にもつながる話だったのでまとめておきます。

うなぎは養殖環境だとほとんどがオスになる

うなぎは養殖の環境だとほとんどがオスになるそうです。

食用にするなら問題はないです。でも繁殖させたり、自然への放流を考えるとオス・メス半々が良いですよね。

科学の里ではオス・メス半々に

科学の里のうなぎを調べるとオス・メス半々になっているそうです。

うなぎは自然に近い環境で育てると、オスメスが半々になるのだとか。

なので餌やりも行わない科学の里ではオス・メス半々になるのですね。

餌によってオス・メス半々になる?

科学の里での観察により、うなぎは餌によってオス・メス半々になることが示唆されました。

うなぎは小さいうちは、ミジンコなどの動物性プランクトンを食べていることがわかりました。

科学の里では、田んぼと池が連結されているそうです。

そのため田んぼの豊富な栄養分によって、植物プランクトンが増え、それを食べるミジンコなどの動物プランクトンは大量に増えるそうです。そしてうなぎの餌になったと解説されていました。

また、主食はミミズだそうです。

ミミズは日本にも豊富に棲息していますよね。

エサによって性別が変わる可能性もある、とのことでした。

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寝床がないと動き続ける

また、うなぎの寝床、という言葉があります。

細長い町家などをこう呼びます。

実際うなぎは狭い場所が大好き。狭い場所がないと落ち着かずに動き続けます。うなぎは本来夜行性なのに、昼間もぐるぐる回ります。

養殖ではわざと寝床を設置しないそうです。そうすることで動き続けるので、エサをたくさん食べて早く大きくなるのだとか。

うなぎは自然の環境で育てると、銀毛(ぎんけ)になる。

うなぎは自然に長い期間生育させると銀毛(ぎんけ)するそうです。

銀毛とはお腹の部分が銀色になることです。

背中は少し黄みがかった黒になります。

これは鮭など海へ降る魚にみられる現象です。

こうなることで天敵から見えにくくしている、と言われています。

養殖のうなぎは成長が早いため銀毛にならないそうです。

うなぎは秋口、産卵のために海に向かう

うなぎは秋口になると産卵のため海に向かうそうです。

目がテン!でも、里で育てたうなぎを放流していました。

でも放流するには、漁協や環境庁など各種の許可がいるそうです。

環境庁はわかりますが、漁協というのはびっくりしました。それだけ生態系に気を使うものなんですね。

うなぎ登り!うなぎは滝を登る

うなぎを観察していると、這い出そうと池の壁面を登っていました。

うなぎ登り、という言葉があります。これは売上や人気がどんどん上がることを指します。

実際日光にある華厳の滝(落差97メートル)も登るそうです。

ヌルヌルした体で岩にへばりついて登るそうです。

すごいですね。

その間は皮膚呼吸で酸素を取り入れているそうですよ。

目が点テン!学んだうなぎの生態まとめ

というわけで目がテン!で学んだうなぎの生態についてまとめてみました。

要点は

  • 養殖のうなぎはほとんどがオス。
  • 科学の里ではオス・メス半々。
  • 寝床がないと動き続け、成長が早まる。
  • 餌によって性別が変わる可能性あり。
  • 自然で育つと銀毛になる。
  • 秋口に海に向かう。
  • 放流には許可が必要。
  • 登る能力が高く、華厳の滝も登る。

ということでした。

ご参考になさってくださいね!