流通業における帳合(ちょうあい)とは?どのような時に使われるのか?

 

日本の商習慣で帳合という言葉を聞いたことはありませんか?

流通業に携わると結構聞く言葉です。

帳合とはいったいどのようなことなのでしょうか。

また帳合の使われ方もご紹介します。

帳合とは?帳合先の伝票を通して取引!

帳合とは、業者間取引で、実際の荷物のやり取りをしない第三者(帳合先)に間に入ってもらって取引をすることです。

帳合先と呼ばれる第三者は荷物のやり取りをする場合もあるし、伝票を通すだけの時もあります。

伝票だけの場合は架空の取引という感じがしますね。

そしてその時に売り上げの何パーセントか払う場合がほとんどです。

直接配送できるのに、地元の業者から納品してもらうこともあります。

伝票だけ通して、配送は自分たちでする、ということもあります。

商品やサービスを動かす訳ではないですが帳合先は間に入って手数料を得ます

これが”帳合”です。

本来の帳合の意味合い 帳合先は知らないもの同士をつなぐ役割


ただ、帳合はネガティブな意味合いだけではありません。

帳合というのは本来は知らないもの同士をつなぐ役割を果たしています。

業者間取引はほとんどが掛け売り(後払い)です。

でも知らないもの同士だと信用がありません。

売ったほうは無事に代金を回収できるか不安です。

なので、お互いを知る業者に手数料を払って間に入ってもらうのですね。

欲しい企業と売りたい企業を橋渡しする、これがまっとうな意味での帳合です

帳合の例 帳合先に仲介してもらう

帳合の例を出してみましょう。

A社はB社に商品を売りたい(あるいはB社はA社から商品を買いたい)。

しかしA社・B社ともに面識がない。

面識がないと、売った代金を回収できるかとか、心配なものです。

そこで共通の知り合いであるC社が帳合先となり、仲介をして販売します。

この時、商品の流れは以下のようになります。

商品の流れ

A社→B社

また、お金の流れは以下のようになります。

お金の流れ

B社→C社→A社

※C社が間に入っていますね。

A社はC社を通じて無事に代金を回収しています。

付加価値を生む帳合

共通の付き合いのある、C社の伝票を経由することで各社以下のようなメリットがあります。

  • A社(売る側)→売り上げが増える、信頼できるC社がお金を払ってくれるので、お金の心配が減る
  • B社(買う側)→取り扱い商品が増える
  • C社(仲介) →伝票を通すだけで利ザヤ(中間手数料)が稼げる

ということです。

つまり帳合とは円滑に商売を進めるためには必要なことなのです。

上記の例は付加価値を生んでいる、といえます。

それぞれにメリットがあり、社会の発展に寄与している、といえます。

あまりよくない帳合の場合 帳合先が取引を迫る場合も

ただし、中にはよそ者を入れたくないとの保守的な気持ちで帳合を迫る場合もあります。

あるいは自分の売上、利益を増やしたいがために力関係を利用して「うちの伝票を通して納品しろ」と迫る場合もあります。

実際その中間に入った業者は何ら付加価値を生んでいない場合がほとんどです。

最終的な消費者からすれば価格が高くなるだけですね。

だけど顔役の業者に「帳合料を払わないとお宅との取引、考えさせてもらう」と脅かされる場合もあります。

(実体験です。割とよくあります。)

寺銭みたいなもんですね。場所代というか。

実際自分もそういわれた経験があります。

ほんと合理主義のアメリカなんかからみたらバカバカしいことですよね。

都会では帳合は少ない?

今は大手や、大都市圏へ行くほど、帳合は減ってきます。

都会は情報が多いし、業者も多いです。

帳合をする必要がない場合が多いのですね。


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情報化が進むと帳合も減る?

今後Amazonbusinessなどの展開もあり、帳合が減ると思われます。

Amazonなどのプラットフォーマーがある意味では帳合に入る業者のようなものですね。

インターネットの登場で中抜きが増えました。

帳合も減ってきています。

その替わりにAmazonなどに手数料を支払うケースが増えます。

新しい形の帳合と言えると思います。

 

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