アメリカで漁獲された魚介類を、日本ではDAP(ダップ)原料、などと言ったりします。これはDAPの赤魚なので色が黒めです、などと言ったりします。
このDAPとは何なのか解説します。
※ここでは貿易用語のDAPではなく、アメリカの船内加工・凍結物のDAPのことを解説します。

DAPとはアメリカ国内加工枠のこと

DAPとは、アメリカ国内加工向けの漁獲枠のことです。
英語で「Domestic(国内) Annual(年間) Processing(処理・加工)」の略で
す。
日本でDAPというと、「アラスカの水産物」で、「高鮮度・船内凍結」というイメー
ジですね。
実際日本の水産業者はアラスカ産船内凍結品という意味でDAPという言葉を使ってい
ます。

DAP船とは

DAP船とは、アメリカ国内加工枠を使用した洋上加工船のことをこう呼んでいまし
た。

ちなみに現在アメリカではこのような呼び方はしていないそうです。
ただ日本ではいまだにこの言葉を使うことが多いですね。
水産経済新聞でもDAPという言葉が使われています。

かつては外国枠、JV枠、国内加工枠などがあったそうです。