バチ、と通称される魚をご存知でしょうか?エソというのが正式名だそうです。
日本海ではそこそこ水揚げのある魚です。小骨が多いせいか、ほとんど市場価値はないです。でも食べると美味しいですよ。
エソの別名はバチ。
エソは地方によってはバチと呼ばれています。
細長い魚で「太鼓のバチ」のようなのでこう呼ばれています。
顔は歯が鋭く「ハウルの動く城」に出てきそうな、化け物のような顔をしています。
エソ(通称バチ)の味は?
エソは小骨が多いです。
刺身にしても小骨が気になります。
ただ細い骨なので、馴れるとあまり気になりませんよ。
刺身の味は、特にクセもない白身魚、といった感じです。食感は割りともちもちというか、ねっとりとしています。
太鼓のバチの食べ方は?
恐ろしい顔の魚ですが、白身でさっぱりとしています。
クセや臭みもなく、食べやすい魚です。
刺身で食べる
- まず頭を落とします。
- 内蔵を出して三枚に卸します。
- 皮を剥がして刺身にします。
刺身にすると小骨が多く気になります。
しかし身自体は白身で食感がコリコリして美味しい魚です。
刺身にするときは小骨を絶ち切る方向にスライスしましょう。
多少骨が気にならなくなります。
煮魚で食べる
煮魚にするときは
- 頭とウロコを落として内蔵を出します。
- 醤油、砂糖、酒を1:1:1の割合で入れます。
- 落し蓋をして全体に煮汁が行き渡るようにします。
- 火が通ったら出来上がり!
ただし、煮魚もやっぱり骨が気になります。
個人的には刺身よりも煮魚にしたほうが骨が気になります。
唐揚げなど揚げて食べる
これまで見てきたように、「太鼓のばち」ことエソは小骨が気になるのが難点です。
これは揚げて食べると少しは気にならなくなります。
作り方です。
- 太鼓のばちを三枚おろしにします。
- 皮をはがします。
- 唐揚げ粉をまぶし、油で揚げます。
ポイントは三枚におろすことと、皮をはがすことですね。
こうすると多少骨が気にならなくなります。
太鼓のばちという魚の価格は?
価格は激安です。
刺身用の太刀になったものが3枚ぐらい入って200円ぐらいで買えます。とはいっても小さい魚ではあります。
しかし鯛やスズキなどに比べれたら、1/3くらいの価格です。
実際には、セリにかかっている値段はもっと安いです。
1尾20円くらいで取引されていることもあります。
それが1.5尾分で200円で売っていますから、販売しているお店は儲かっていますね。
顔が恐いことと、捌くのが面倒なので、多少価格が上がっても仕方ないですね。
それでも安いのですから。
太鼓のばちという魚はいつ出回る?
太鼓のばちという魚は底引き網で漁獲されています。
そのため、底引き網をやっている時期しか出回りません。
旬とか、獲れる時期はわかりません。一年中見かけるような気がします。
しかし獲れる時と獲れない時があるようです。
僕が新潟県の糸魚川市で見かけたのは9月でした。
そのころに当地のスーパーなどに行けば購入できるかもしれませんよ。
まとめ:太鼓のばちという魚は晩酌におすすめ!
太鼓のばちという魚は晩酌にはもってこいです。
ちょっと骨が気になるけど安くて美味しいです。
子供は小骨を嫌がるかもしれませんが、お父さんの晩酌にはピッタリじゃないでしょうか。
見かけたら試してみてくださいね。