こんにちは!フィッシュコーディネーター( @osakana_neta )です。
鯛という魚がいますよね。日本人に馴染み深い魚です。味も良いし見た目も華やか。今日はそんな鯛の色々なことわざ、例え、語呂合わせなどについてみていきます。
鯛の刺身。甘みがあります。
海老で鯛を釣る
鯛はエビが好物です。臼歯が上部なのでバリバリと殻ごと食べます。この意味は小さな元手で大きなものを手に入れる、ということです。
エビは高級なイメージなので、ちょっと現代の感覚に合わないですね。私は鯛を釣らず、エビを食べたいです。
野締めの鯛(のじめの鯛)
見た目は立派だが中身が大したことないのたとえです。
見た目は鯛だけど、実は野(陸上)で締めたもと、という意味でしょうか。
この言葉、日経新聞のクロスワード2021年8月1日に載っていたものです。
いろいろな調べるけど、こんな言葉、載っていないのですよね。
あまり一般的ではないのかもしれませんね。
野締めについては以下の記事をご参照ください。
腐っても鯛
これは落ちぶれても、それなりの価値がある、ということです。
鯛は大位(たいい)なり、コイは小位(こい)なり
語呂合わせで海の幸の代表が鯛、川魚の代表がコイ、という意味です。
鯛の漢字の成り立ち
鯛は、魚ヘンに周と書きます。
周は「あまねく」という意味です。
あまねく、になった理由は諸説あります。
- あまねく色々な料理にすることができる
- 姿があまねく調和がとれている
- 一族に幸をあまねく行き渡らせる
このような意味であまねくとなったそうです。
めでたい
鯛は語呂合わせで祝い事に欠かせない魚です。
建前や神事に使われます。私も建前の時(家をたてる前)や、お祭りの時に姿の鯛を買い求め、神主さんに献上しました。
桜鯛
桜の咲くころに旬を迎えるからと、桜のようなピンク色だから、という意味合いがあります。
鯛のことわざ、語呂合わせのまとめ
というわけで次回、鯛にちなんだ言葉について見てきました。
以下、箇条書で振り返りますと
- 海老で鯛を釣る
- 野締めの鯛
- 腐っても鯛
- 鯛は大位(たいい)なり、コイは小位(こい)なり
- めでたい
- 桜鯛
などでした。
もし他にもありましたらコメント欄より教えてくださいね!