昨年はアイスクル社のみの操業でした。
みなと新聞より
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/e-minato/articles/100194
2020年は在庫のないメーカーは早々に値上げや販売休止に追い込まれました。
また、在庫のあるメーカーは在庫でしのいできました。
新物の漁を前に、いよいよ国内在庫が消えつつあります。
それで、2021年はどうなるのか、考察してみたいと思います。
2021年もコロナの影響で、にしん、数の子が少ない?!
昨年はアラスカの水産会社アイスクルは 2000トンぐらいの水揚げをしました。
今年はアイスクルが漁にでられるのか、不明です。
日本側としてはシルバーベイというニシンの最大漁業社会社にも漁にでるよう要請しているそうです。
ただ向こうも商売とはいえ新型コロナウイルスの影響がありますからね。
昨年はなぜ身欠きにしんが少なかったのか?
そもそも昨年はなぜニシンが少なかったでしょうか。 それはご存知のように 新型コロナウイルスの影響により ワーカーが集まらなかったからです。
ワーカーとは漁をするために船に乗り込む人や、加工する作業員のことですね。
これは多くをメキシコ人ワーカーに依存しています。
今年は ワーカーが集まるかどうかというのはまだよくわかりません。
一つ言えるのは運良く漁に出たとして、今年の新漁ニシンが出回るのは 早くても7月以降 ということです。
というのも5月ぐらいまでアラスカで漁をやっています。それから日本に入ってくるのが6月。それから加工したりするとどうしても7月という具合になってしまいます。
去年も少なかったので国内の身欠きにしんの在庫はひっ迫してきています。
2020年の輸入にしん数の子は大抵、親の子持ちにしんとして輸入されます。
2020年は全体的に減っていはいるのですが、特に減ったのはアメリカ。2019年累計で10,611トン。平均通関単価は144円。2020年累計で3,541トン。平均通関単価は137円。
単価はあまり変わらないのですが、数量が6割減です。
参考資料 日刊シーフーズニュース1月29日号
結論 現時点では不透明だが、春の身欠きにしん需要には間に合わない
というわけで、身欠きにしんについてみてきました。
結論は「まだ漁が始まってないのでわからないが、新物は7月以降になる」ということです。
また新たなことがわかったらお知らせします。