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身欠きにしんと言えば昆布巻きの芯にしたり、なにかと炊き合わせたりと、一般には加熱して食べる食品です。
先日ネットを見ていたら、身欠きにしんをそのまま食べる、というものがありました。
北海道などの産地ではそういう食べ方をする人がいるようです。
なので、興味本位で食べてみました。
身欠きにしんを生でそのまま食べられるのか?
身欠きにしんは生では食べられません。加熱用食材です。必ず加熱してから食べまししょう。生食用には作っていませんし、検査もしていません。なので加熱して食べましょう。
身欠きにしんを生でそのまま食べてみた!
それでも一応身欠きにしんを生食してみました。
結論から言うと 個人的にはあまり美味しいとは感じないということでした。
食べた瞬間、臭いと感じました。酸っぱい臭いがしましたね。腐った味でした。
身欠きにしんを炙ってそのまま食べたら美味しかった!
身欠きにしんは炙ればそのまま食べることが出来ます。
加熱してしっかり中心まで火を通します。
塩気もあるのでそのまま食べても美味しいです。
今回はトースターで炙ってみることにしました。
身欠きにしんを炙ったら、全体的に香ばしくにもほぐれやすくなりました。
噛みしめるたびにニシンの旨味と脂が出てきて美味しかったです。
正直これはまりそうです。
私はあたりめよりも好きですね。
脂質が多いので、あたりめよりも美味しく感じたのですね。
加熱すれば繁殖していたであろう菌も死滅します。さらに香ばしい香りがして、くさみが消えます。
ちょっと塩分が足りないと感じました。
なのでマヨネーズや、ポン酢をかけて食べました。
これがまた、美味しいです。
五分乾や、ソフトと呼ばれる生干しなら、グリルで焼いてもフライパンで焼いても美味しいですよ。
身欠きにしんを干しあげる最中に菌が繁殖する
身欠きにしんは生のニシンのあそこまでカチカチに干すためにかなり時間がかかっています。
おそらく干し上がるまでに24時間以上はかかると思います。
常温で24時間魚を放置したらどうなりますか?
だいたい腐敗してきますよね。
その分、菌も繁殖するし劣化も進みます。
なので食べた時にやっぱりちょっと腐敗臭がしました。
特に腹の部分がそうでしたね。腹の部分は食べられなくて吐き出しました。
なので、個人的には身欠きにしんをそのまま食べるのはおすすめできません。
もともと加熱調理用の食材ですので、衛生上も良くないです。
アニサキスは大丈夫?
アニサキスに関しては、問題ありません。身欠きにしんの原料であるにしんは、基本的に冷凍原料です。
原料の時点でアニサキスは死滅しています。流通も現在は冷凍流通なので、この点でも安心です。
また、「本乾」と呼ばれる、カチカチに干したものなら、水分の蒸発によってもアニサキスは死滅します。
ただ、もしお魚やさん自家製など、生のニシンから作った身欠きにしんはアニサキスがいる可能性もあります。そういうものは加熱して食べましょう。
身欠きにしんは加熱して食べましょう。
というわけで、身欠きにしんは加熱して食べた方が美味しいし、安全です。
簡単に食べたいなら炙って食べましょう。あたりめにも負けない美味しさですよ。
お試しくださいね!