南蛮エビと甘エビ。寿司や刺身、唐揚げで美味しいエビです。これらのはなにが違うのでしょうか。
南蛮エビと甘エビは同じエビを指す
これらは今では同じタラバエビ科のホンホッコクアカエビとホッコクアカエビの両方をさした呼び名となっています。
消費者庁の「魚介類の名称ガイドライン」によりますと、
ホッコクアカエビは一般に使用される和名として
- ナンバンエビ
- アマエビ
となっています。
PDF のため、リンクを貼れませんでした。以下のワードで検索してみてくださいね!
消費者庁の「魚介類の名称ガイドライン」
ホンホッコクアカエビとホッコクアカエビの違い
これらのイバラエビ科のえびは、何が違うのでしょうか。
ホンホッコクアカエビのほうが赤い、ホッコクアカエビのほうがオレンジっぽい
ほとんど同じですが、「ホンホッコクアカエビ」の方が赤みが強く、「ホッコクアカエビ(南蛮えび)」の方がオレンジ系の色をしています。
ホッコクアカエビのほうが大きい?
販売されているホッコクアカエビ(南蛮えび)の方が大きい傾向にあります。ホンホッコクアカエビ(甘えび)の方がサイズは小さい傾向にあります。
ロシアで獲れるホッコクアカエビを特に「ロシア南蛮という」
水産業界では、ロシアで漁獲されるホッコクアカエビを「ロシア南蛮」と読んでいます。
水産業界では、日本・ロシア産は南蛮エビ、北欧産は甘エビ、と呼ぶ
水産業界では日本やロシア産のホッコクアカエビのことを南蛮エビと呼びます。
また、北欧産のホンホッコクアカエビのことを甘エビと呼ぶことが多いです。
でもそれもだんだん変わりつつあります。両方とも「甘エビ」と呼ぶことが多くなってきています。
一般家庭では南蛮エビと甘エビは同じ意味になりつつある
今では南蛮エビと甘エビは同じ意味になりつつあります。特に一般家庭ではそうですね。
南蛮エビと甘エビの違いまとめ
というわけで、南蛮エビと甘エビの違いについてみてきました。
まとめると
- 南蛮エビも甘エビも同じエビを指すことが多い
- 南蛮エビは太平洋で獲れるホッコクアカエビのことを呼ぶ
- 北欧で獲れるホンホッコクアカエビを甘エビと名付けた
- 一般家庭では南蛮エビと甘エビの違いはない
ということでした。
南蛮エビも甘エビも、正式名称ではなく、呼び名です。そしてすでに定着しています。なのでどちらで呼んでも間違いはないですね。
こちらのサイトで販売しているのは北海道産「南蛮えび」です。
ぜひ味わってみてください。
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