ボタンエビ、甘えび(南蛮エビ)の値段が高い理由4つ!

2021年12月6日みなと新聞によりますと、ボタンエビ、甘えび(南蛮エビ)の値段が高いそうです。いや、実際我々魚屋も、9月頃から値段がめちゃくちゃ上がっているのでわかります。

南蛮エビなどは昨年の3倍くらいになっていますね。また、ボタンエビも倍くらいに値上がりしています。

なんでこんなに高くなったのか、みていきましょう!

中国の需要増加

一番の原因は中国の需要増加です。南蛮エビに関しては近年値上がり傾向にありました。

中国は日本のように規格をうるさく言いません。なので産地のロシアとしては選別がゆるくて高く買ってくれる中国に流れていました。

昔は日本向けの規格優先で作ってくれましたが、今は中国の規格メインで作っています。

コロナから立ち直った中国、アメリカの需要増

新型コロナウィルスからの立ち直りが早かった中国とアメリカ。レストランの再開も早かったです。そこで甘エビやボタンエビが消費されました。

中国でも少しづつ生食の文化が広がり、需要が増えていました。そこへレストランの立ち直りによって一気に消費が加速したのですね。

中国は近年、甘エビの需要が増えていました。食べるのは一部の富裕層といってもかなりの人口です。その消費量は日本を上回るほど。ロシアなども近年、日本へ売るよりも規格や色目のうるさくない中国への販売を優先させてきました。製品の仕様なども基本は中国規格で作っています。

円安で買い負け?

コロナ渦により、円安になりました。この事も日本が買い負ける理由になっています。

一部の企業による買い占めも

ここまで一気に値段が上がった理由として、一部企業の買い占めがささやかれています。

甘エビは新物は2月中旬には出回ると思われます。しかしこの年末には本当に国内在庫はありません。

そのため、値段が一気に上がったとも言われています。

この甘エビ、ボタンエビの高値はいつまで続く?

この甘エビ、南蛮エビ、ボタンエビの高値はいつまで続くのでしょうか。

  1. 中国の需要はこれからも続く(上昇傾向)
  2. 日本は利上げ出来ないので円安も続く:)上昇傾向
  3. コロナの需給ギャップは改善する(下落)

というわけで、2022年にはおそらく今の値段より下がる、と予想していました。

しかしロシア問題で輸入出来ない状況があります。

なので、北海道産の甘えびを味わってみてはいかがでしょうか。