循環取引って言葉をご存知ですか?

循環取引とは、ぐるぐる回し、なんてことも言われます。

架空の売り上げを複数社で上げ合うことを言います。

 

例えば

A社とB社、など複数の企業が申し合わせます。

A社からB社へ100万円商品やサービスを売ります。
この場合、実際に商品は動かないことが多いです。

その後、B社は買った商品100万円分を今度はA社へ売ります。

こうするとA社、B社とも100万円の売り上げになります。

実際の商品はA社にあるままです。

 

A社 B社 C社

お金の流れ 実際に商品は移動せず、売り上げだけを計上する。

 

商品がA社から始まって、最後にはまたA社に戻ってきますね。

これをどんどん繰り返せばどんどん売上は上がりますね。

ぐるぐる商品が回ってくるので「ぐるぐる回し」、なんて呼ばれたりもします。

 

これが循環取引の基本です。

 

循環取引を行う理由

それではなぜこのような循環取引を行うのでしょうか。

売上を水増ししたい場合

循環取引を行うと売り上げを水増しすることができます。

実際に在庫が動いていないのに仲間内で売上を繰り返すわけですから売上はどんどん上がります。

ここに利益を乗せる場合もあるでしょうし乗せない場合もあるでしょう。

いずれにしても売り上げは増加します。

 

売上が増加すると会社の業績をよく見せることができます。

そうすると銀行からお金を借りやすくなったり、社会的な評価が高まったりします。

 

在庫を一時的にチャラにできる

滞留してる在庫が売れて、また仕入れた、という状況を作り出すことが出来ます。

ということは経営の側から見ると、商品がよく動いているように見えます。

経営者に在庫で問い詰められないように仲間の業者に一旦売って、買い戻します。

そうすると、動かなかった商品が売れて、また仕入れたように見せかけることができます。

これはどちらかというと、従業員側が行う循環取引に多いです。


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循環取引はよくないこと!

循環取引はよくないことです。

会社ぐるみで売り上げをよく見せていたとすれば銀行への信用を失います。

また株主への背任ということで、告訴される可能性もあります。

動かない在庫も本来であれば早めに売り切る必要があるものです。

また経営者が在庫をあまりにも責めるのは無責任です。

動かない在庫を「早く売れ!」と根性論で片付け、実際にはなにも手を打たないからです。

どちらにしても循環取引はせず、まっとうに利益を上げてほしいものです。