新潟県の塩いかとは?

新潟で塩いか、塩いかと言ったら開いたスルメイカを軽く干したものです。

干す、と言ってもカチカチに干してあるわけではありません。

色々ある新潟の塩いか

新潟で塩いか、というと色々あります。

  • 生干し(少し乾燥させたもの)

    。約2時間ほど乾燥

  • 一夜干し(生干しよりもう少し干したもの)。約4時間ほど乾燥
  • 上乾(じょうかん)。約6時間以上干したもの。塩するめとも呼ばれています。
ただ塩するめという言葉は使う人によってあいまいです。

塩いかのことを塩するめ、と言う人もいます。

塩いかは機械乾燥で作る

昔は自然の風で乾燥させていました。
もちろん今でも大量生産しない魚屋さんなどは自然の風で乾燥させています。
しかし大量に衛生的に生産するとなると、やはり機械での乾燥が必要になります。

だいたい

23℃ぐらいの温度の風で干すそうです。

干す温度にも意味がある?

ちなみにこの23°というのは 佐渡で夏の夜に吹く浜風の温度だそうです。
つまり塩いかは佐渡の浜風を再現して干している、と言えます。
昔はたくさんいかがスルメイカが取れていたので、たくさん取れると開いて浜風でをしたのでしょうね。

塩いかを作る時期

佐渡周辺のイカが取れる時期というのはだいたい夏です。
梅雨の時期に採れるいかは、雨がひとふりするごとに成長する、といわれています。

このころのイカは水っぽく柔らかいのが特徴です。

そのため、干すと身が薄くなります。

しかし柔らかいので夏の天ぷらなどには重宝されたようです。

現在は冷凍の原料を使い、機械乾燥なので一年中作っています。

いかがでしたか?

美味しい塩いか、ぜひ味わってみてくださいね!!