2022年、2月から3月にかけて、ねり製品が値上になります! 練り製品、というのは魚のすり身を原料として作られている 食品の総称です。具体的には
- かまぼこ
- さつま揚げ
- カニ風味かまぼこ
- はんぺん
- ちくわ
- 魚肉ソーセージ
などですね。
すでに
- 一正蒲鉾
- 伏見蒲鉾
- スギヨ
- ニッスイ
などが値上げを表明しています。
【この記事の概要】
練り製品が値上がりする理由は
- すり身が世界的な需要増加で値上がり!
- 原油高で包装資材、運送費の値上がり
などです。
詳しくみていきましょう!
すり身原料が高い
練り製品が値上げになる理由はすり身が高いからです。
すり身原料は、一番良質なものはスケトウダラをすり身にしたものです。
これは主にベーリング海などで漁獲されたスケトウダラを使っています。
次によく使われるのが東南アジアなどから輸入されるイトヨリやグチ(イシモチ)などの魚のすり身です。こちらも助宗鱈ほどではないですがすり身の原料として使われています。
これらのすり身の価格が値上がりしているからです。
米国産スケトウダラはマクドナルドが買占め
アメリカ産のスケトウダラはマクドナルドがかなり買い占めているようです。マクドナルドは持続可能な食材の調達に力を入れています。アメリカやロシアのMSC(マリンエコラベル)の認証された魚を仕入れています。
このマクドナルドの動きもすり身価格上昇の一因と言われています。
すり身の世界需要増加
なぜこんなにすり身が高いかというと世界中ですり身の需要が高まっているからです。
また、コロナ渦で日本でも練り製品が売れました。
副原料も値上げ
副原料の大豆やさつま揚げなどに使う油なども値上がりしています。
原油高で包装資材、運送費の増大
原油高で包装資材、運送費なども値上がりしています。
2022年、ねり製品が値上になる2つの理由まとめ
というわけで、2022年は練り製品が値上げになります。
理由は
- すり身が世界的な需要増加で値上がり!
- 原油高で包装資材、運送費の値上がり
ということでした。
ご参考になさってください!