北海道羅臼でスルメイカが大漁!

2019年11月12日、スルメイカが北海道の羅臼地区で300トンの水揚げがあり、昨年の1日の最高水揚げの10倍、ということでした。

これを多いと見るか、少ないと見るか。

たとえば八戸のトロールによるイカの水揚げは
2019年9月で1598トンです。

確かに一日当たりの水揚げとしては多いですね。
これが継続してくれることを願っています。

その後も羅臼では水揚げが続き、最終的には1000トンほどになったとのことです。

さすがに1000トンのインパクトは大きいですね。

前出の通り、9月の八戸のトロールによるイカの水揚げ量が1598トンですからね。

11月下旬にもなってくると、この羅臼の冷凍イカが出回ってきました。

そのため、相場も少し下がりました。

青森県の三沢港でもスルメイカが大漁!

その後、青森県八戸市の三沢港でするめいかの水揚げがまとまっているそうです。
2019年12月2日 みなと新聞より

https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/e-minato/articles/96929

 

このスルメイカは11月中旬に羅臼で水揚げされたスルメイカと同じ群れだと考えられています。

似たような大きさだったからですね。

水温が高くて、スルメイカの群れが遅れている?

先日の羅臼での水揚げがまとまったことといい、今回の三沢での水揚げといい、
水温が下がるのが遅い印象です。

海の魚は水温の影響をもろに受けます。

これは我々人間がサウナは90℃でも入れるけど、90℃のお湯には入れないのと同じで
すね。

空気にふれていると、発汗や毛などの皮膚活動で体温の調節がしやすいです。
ところが水はなかなかそういうことが出来ません。

よって魚たちは自分が快適な水温を求めて海を移動するのですね。

だから水温は魚にとってはとっても大事なんです。

そう考えると、水温が下がってくると、スルメイカの水揚げがまとまって来るのではないか?と思います。