養殖に革命をもたらした動物性プランクトンワムシをご存知ですか?

シオミズツボワムシというごくありふれたプランクトンです。
以下、ワムシと略します。

このワムシを仔魚のエサに採用したことで養殖できる魚が格段に増えました。

また養殖の効率もすごく上がったのです。

ワムシとはどんなプランクトンなのでしょうか?

また、どのように養殖に貢献したのか見ていきましょう。

ワムシのおかげで養殖技術が飛躍!この記事の概要

この記事の概要です。

  1. ワムシは仔魚の口に入る大きさ
  2. ワムシは胃の中で簡単に潰れる
  3. ワムシは栄養を取り込んでくれる
  4. ワムシは増やすのが簡単

ということです。
さっそく詳しくみていきましょう!

ワムシは稚魚の口にピッタリ!

ワムシは卵からかえったばかりの仔魚にとっては都合のよい食べ物です。
ワムシ以前のエサは仔魚の口に入らなかったり、入っても喉を通らなかったそうです。

そのため仔魚の生存率がとても低かったそうです。

ですがこのワムシは、小さな稚魚のの口にぴったり入る大きさだったのです。

このおかげで仔魚はエサを飲み込むことが出来るようになりました。

ワムシは仔魚の胃の中で簡単に潰れてくれる!

そしてワムシは仔魚の胃の中で簡単に潰れてくれます。

なので消化が早いのですね。

ワムシに栄養を取り込ませ、仔魚に与える

仔魚はDHAやEPA、タウリン、ビタミンCなどを必要とします。

そこでワムシにこれらの栄養を取り込ませることができます。

こうすることで仔魚に栄養を与えることが出来るのです。

ワムシは増やすのが簡単

そしてワムシを増やすのはとても簡単です。

特に難しい事をしなくても勝手に増えてくれます。

これも養殖が進歩する大きな要因になりました。

養殖に革命!ワムシのおかげで養殖技術が飛躍した!まとめ

というわけで養殖に革命をもたらしたワムシについてみてきました。

まとめると

  1. ワムシは仔魚の口に入る大きさ
  2. ワムシは胃の中で簡単に潰れる
  3. ワムシは栄養を取り込んでくれる
  4. ワムシは増やすのが簡単

ということでした。

この記事は以下の本を参照しました。