こんにちは!フィッシュコーディネーター( @osakana_neta )です。
今、色々なところで物価高が進んでいますね。
でもそんな中でも年末にかけて値段が安くなりそうなものもあります。
それがイクラ、カニ、刺身ホタテ、ブリです。
今回はこれらの水産品が安くなる背景を解説したいと思います。
イクラ
イクラは昨年よりは値段が下がりそうです。
この原因として主なものは2つ挙げられます。
一つはロシア産のマスが豊漁だったことが挙げられます。
もう一つは昨年の在庫が大量に残っているからです。
昨年の在庫があるので新物を積極的に買えずに相場が下落しました。
ただ、昨年に比べ水揚げが少ないので下落にブレーキがかかりました。
参照記事↓
カニ
カニも今年値下がりしたものの一つです。
ここ数年、コロナ禍での内食需要で高騰していました。
それがコロナ禍からの回復でカニの需要も減ったのですね。
さらに2022年は高すぎて売れませんでした。
かなり在庫を残した業者もいるようです。
新物が搬入される中で昨年のものは安くならざるをえません。
そうすると新物も売れずに値段が下がる、という状況です。
ホタテ貝柱
ホタテ貝柱も値段が下がった水産物です。
こちらはALPS処理水を海洋放出したことで中国が日本の水産物を全面輸入停止にした影響です。
参照記事↓
ブリ
ブリも値段が下がるものの一つです。
今年が安いと言うよりも昨年が高すぎたのですね。
今年は今のところ天然ブリはそこそこ水揚げがあるようです。
また、コロナ禍からの回復を見越して養殖する量を増やしたことも一因です。
2023年末に安くなるものイクラ、カニ、刺身ホタテ、ブリ…まとめ
というわけで2023年末にかけてお買い得になりそうなものを挙げてきました。
まとめると
- イクラはロシア産マスイクラの供給増や昨年の在庫があるため下がる
- カニはコロナ禍での内食需要が減少し、需要低下、在庫過多で価格が下がる。
- ホタテは中国の輸入停止により打撃を受けた
- ブリは養殖の池入れ増加と天然物が豊富なため値段が下がる
ということでした。
ご参考になさってくださいね!