赤潮で鮭やウニ、昆布が大損害。被害額は?死んだ鮭はどうするの?

2021年10月、北海道では赤潮の発生で鮭やウニ、昆布が大被害を受けています。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210929-OYT1T50077/?ref=yahoo

読売ニュース参照

赤潮の鮭、ウニの全道被害額は

赤潮被害額は北海道全部で45億円にのぼるそう。鮭は5500万円の被害額とのことです

ウニの金額が多いのは回復までに5年かかるからだそうです。5年間の総計で45億ということなんですね。

読売ニュースより

また、その後被害額は大きく増え、76億円以上になったそうです。このうちウニが68億円となっています。
※北海道庁調べ

北海道赤潮、秋鮭約1万9600尾へい死

秋鮭に関しては十勝、釧路地域を中心に約1万9600尾へい死したそうです。

参照:みなと新聞

2021年10月10日時点での北海道秋鮭漁獲は1億3千万尾です。
なので0.14%です。
数字だけ見ると大勢には影響がないともいえます。
もちろん実際苦しんでいる漁業者もいますので、割合だけで評価できません。

死んだ鮭はどうするのか?

死んで水揚げされた鮭は1キロ5円から8円で家畜のエサにされるそうです。

1キロあたり5円では1尾3キロとすると15円にしかなりません。

燃料費に見合いませんよね。水揚げしたくないという漁師さんの気持ちも分かります。

じゃあどうするのか?というと、水揚げしてみないと死んでるか死んでないか分からないので、結局一旦水揚げするしかないと思われます。

STVニュースより

道東の海域では9月末から発生した赤潮などの影響で、サケ約1万2000匹、サクラマス約2000匹、ツブ0.2トン、コンブ85トンの漁業被害が確認されています。