夏になると食べたくなるウナギ。
何気なく食べているうなぎの蒲焼きですが、この蒲焼きになるうなぎの種類は色々あります。
主に日本の近海に生息するジャポニカ種、ヨーロッパに生息するフランス種、北米に生息するロストラータ種などです。
ジャポニカ種のうなぎとは、標準和名ニホンウナギ
このジャポニカ種、標準和名はニホンウナギです。
海に国境はないので日本原産、というわけではないです。
でも主に日本で漁獲され、日本で食されていたために、こういう名前になっています。
アンギラ・ジャポニカ種というのが種名だそうです。
フランス種は今は資源保護により、ほとんで出回っていません。
あるスーパーさんから聞いた話ですが、フランス種のうなぎを販売していたら、環境保護団体が店の前で非買運動のデモをやって困ったそうです。
こうなるとフランス種は販売できませんね。
北米のロストラータ種は稚魚が安いので現在のメインの養殖うなぎになりました。
こちらのロストラータ種。養殖技術や加工技術によって品質にばらつきがあります。
上手に養殖や加工したものは臭みもなく、柔らかくでとても美味しいです。
しかし美味しくないロストラータ種のかば焼きものもあります。
ゴムみたいでとてもじゃないですが、食べられません。
そこへいくとジャポニカ種は安定しています。
ジャポニカ種のウナギの味は?
ジャポニカ種のウナギの味は、どんな感じでしょうか。
ちょっと臭みがあります。
また、ウナギのクセがあります。なんというか、独特のウナギの味ですね。
脂ののりは他の種に比べると少ない気がします。
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これはあくまでも個人の感想です。
私の家族でジャポニカ種、ロストラータ種を食べ比べしたことがあります。
奥さんと小学生の子供たちは全員ロストラータ種のウナギが美味しい!と言っていました。
ロストラータは脂がのっていて、臭み、クセがないのが良かったのだと思います。
ニホンウナギの見た目は?
ニホンウナギは、見た目は細長く、すらっとしています。
ロストラータ種や、フランス種は、どちらかと言うとずんぐりしています。
蒲焼きになっても割と判別出来ます。
スリムなのはジャポニカ種で、ロストラータ種はずんぐりしていて、曲がっていたりします。
養殖は中国と日本で行われている
日本で流通しているジャポニカ種は主に中国と日本で養殖されています。
中国では、ジャポニカ種とロストラータ種が養殖されています。
日本ではほぼジャポニカ種だけ養殖されています。
ウナギは完全養殖が難しい魚です。
現在養殖されているウナギは、天然の稚魚を漁獲して育てたものです。
日本で養殖されるジャポニカ種のウナギは、日本で漁獲された稚魚がほとんどです。
中国のジャポニカ種のウナギは香港や台湾、などで漁獲された稚魚から養殖されています。
ジャポニカ種ウナギの価格は?
ジャポニカ種のウナギの価格は、現在メインで販売されているロストラータ種の1割から2割高いです。
東アジアではジャポニカ種のウナギの稚魚が年々獲れなくなってきています。
なので稚魚の価格が高騰しています。
1キロあたり300万円近くと、あり得ない価格です。
そりゃ蒲焼きも高くなりますよね。
ただ、高いと言っても、稚魚は1尾あたり0.1グラムとかなので、1尾単価でみると300円ぐらいです。
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