近年アニサキス症にかかる人が増えているそうです。
地球の温暖化でアニサキスが増えているとか、生魚を食べる機会が増えた、など色々言われています。
アニサキスは虫ですので、適切な加熱や冷凍で死滅します。また、アニサキスを内視鏡手術で取り除けば胃痛などの症状は無くなります。
しかし、アニサキスの害はそれだけで終わらない場合があります。
先日、中島聡さんのメルマガ「週刊ライフ イズ ビューティフル」2021年6月29日号を読んでいて、衝撃的なことを知りました。
それはアニサキスアレルギーのことです。
これにかかると魚介類全般はおろか、魚介のダシも食べられなくなります。
アニサキスアレルギーの予防策として考えられるのは
- 青魚、イカ類を食べるのを避ける
- 鮮度の良いうちに内蔵を処理する
- 養殖はアニサキスがほぼいない
- 疲労やストレスがあるときは生魚を食べない
- 魚を捌くときは手袋をする
ということがあります。
これらを実践すればリスクを下げられます。
以下、詳しくみていきましょう。
恐ろしいアニサキスによるアレルギー
アニサキスアレルギーになると、なんと魚全般を食べられなくなるそうです。
以下、実際にアニサキスアレルギーになった金沢大基さんのnoteアニサキスと闘うよりの引用です。
今まで食物アレルギーを全く持っていなかった僕が、2021年4月のある日、突然アニサキス・アレルギーが発症し、大好きだった「魚を食べることができなくなった」
金沢大基アニサキスと闘うより記事引用
このアレルギーの原因のヒスタミンは、加熱しても、冷凍してもダメなようです。
魚や魚介のダシにアニサキスの成分がほんの少し、含まれているだけで、アナフィラキシーショックを引き起こす場合があります。
だって、製造ラインが同じというだけで、アレルゲンは微量に混入します。その結果、アナフィラキシーショックを起こすこともありますから。
魚介類全般はおろか魚介のダシなどにもアニサキスの成分が含まれている可能性があるので、食べられないということです。
詳しくは金沢さんのnoteを読んでもらえばいいのですが、それにしてもなんと恐ろしい病気なのでしょう…
せます。
少なくないアニサキスアレルギー
程度の差はありますが、アニサキスアレルギーは決して少なくないそうです。
以下、昭和大学のページより引用です。
生の魚介類を摂取する機会が多い我が国だからこそ、幼少時期からアニサキスに曝露(ばくろ)する頻度が諸外国に比べて多く、アニサキスアレルギーは決して少なくないアナフィラキシーの要因だと考えます。
昭和大学奇妙な食物アレルギーアニサキスアレルギーより記事引用
アニサキスアレルギーがあっても、魚が食べられます。
程度の問題ですね。
一度アレルギー検査をしてみてもいいですね。
アニサキスアレルギーがあるかどうかは検査すればわかるDAIGOはレベル6!
アニサキスアレルギーは検査すればわかります。
タレントのDAIGOさんはテレビ番組でアレルギーの検査をしました。
その結果、アニサキスアレルギーがレベル6だったそうです。
smileさんのTwitter↓
https://twitter.com/smileagainyou/status/1326143644814905347?s=19
前述の金沢さんがレベル5なので、それよりも高い数字ですね。
これを受けてDAIGOさんは非常にショックを受けていました。それはそうですよね。魚介全般口に出来ないのですから。
ただ、今まで気がつかずに生活してきたことはどういうことなのでしょうか。
アナフィラキシーショックになりやすい人とそうではない人がいるのでしょうか。
それともたまたま食べていた食材がアニサキスに汚染されていなかっただけなのでしょうか。
アニサキスアレルギーの原因
アニサキスアレルギーはアニサキス自体や卵、分泌物などを食べてしまうとなるそうです。(食べたから必ずなるわけではありません)
これは生食、加熱、解凍には関係がありません。
ここが厄介ですね。
また、一度アニサキスに寄生された人が、アニサキスアレルギーになることもあります。
アニサキスアレルギーの予防 ストレス・疲労時は生魚は避ける
恐ろしいアニサキスアレルギーから身を守るには
・疲労やストレスが溜まっている時、体調が悪い時、生魚は避ける。
・調理の際は手袋をすること
テレ東「アニサキスアレルギーの恐怖」より記事引用
やはり体の抵抗力が大事なのですね。
それと手袋をして生魚を直接触らないようにしましょう。
アニサキスアレルギーの予防 養殖魚を利用
アニサキスははじめにオキアミに寄生します。それを食べた魚に寄生するのですね。
養殖の魚はアニサキスに寄生されていることが稀です。なのでアニサキスを避けたい人は養殖魚を食べていればリスクを減らせます。
アニサキスは宿主が死ぬと内蔵から身に移動する
アニサキスは宿主が死ぬと時間とともに内蔵から身に移動します。
そのため、鮮度の良いうちに捌くことが大切です。
アニサキスアレルギー予防のまとめ
色々見てきた中で、アニサキスアレルギーの対策が見えてきました。
それをまとめると
- 青魚、イカ類を食べるのを避ける
- 鮮度の良いうちに内蔵を処理する
- 養殖はアニサキスがほぼいない
- 疲労やストレスがあるときは生魚を食べない
- 魚を捌くときは手袋をする
ということですね。
アレルゲンはどんどん体に蓄積するといいます。
なので、なるべくアニサキスやその卵などを口にしないことが大切です。
青魚は健康にもよいです。リスクを理解した上で上手に利用したいですね。
https://fish-neta.com/allergyfree-dogfood/