冷凍技術の進歩は目覚ましいですね。色々な冷凍技術により、解凍したときに生の状態のように戻ります。

細胞を壊さないCAS 冷凍メリット

最近はCAS(セル アライブ システム)という冷凍技術が話題です。これは凍結時に細胞を壊さないようにする冷凍技術です。(株)アビーという会社が開発したそうです。

https://www.abi-net.co.jp/cas/cas-about/

通常冷凍する時に水分が氷の結晶になり、膨張します。これが細胞を壊し、解凍後にドリップの原因になります。※ここではドリップとは解凍後ににじみ出る水分のこと。水分とともに旨味も出てしまう。微弱電流により細胞の水分を振動させながら凍結させます。

そのため水分が凍るときに細胞を傷つけるのを防げます。また凍結させるまで極短時間なので、その事でも細胞を痛めません。

CAS の効果

この技術で冷凍すると、解凍したときにドリップがほとんど出ません。そのため生の時と変わらない美味しさを再現できる技術です。

私はCAS で冷凍されたマグロを食べたことがあります。でも、正直行って通常の冷凍解凍品との違いがわかりませんでした。マグロは通常の冷凍のものも美味しいので、違いがそこまで分からなかったのかもしれません。

ハマチやブリのCAS 冷凍物なら違いが良く分かると思います。