お寿司のネタやお刺身で大人気なのがサーモンです。
脂ののりが良くて旨味があり、価格も手頃で大人から子供まで人気があります。
最近価格が上がっていて、ちょっと買いづらくなりましたね。
そんなサーモンのお刺身、上手に選びたいものです。
サーモンの刺身選び方 ワンフローズンを選ぶ
サーモンの刺身はワンフローズンものを選びましょう。
ワンフローズンとは
ワンフローズンとは、生のお魚を1回だけ凍結して作っているものです。
そもそもサーモン=鮭というのはアニサキスがいることがあります。
なので1度凍結したものを食べることが推奨されます。
養殖物はほとんど寄生虫はいません。
それでも ゼロというわけではありません寄生虫、特にアニサキスがいる可能性もあります。
なので生はやはり心配ですね。
今、ノルウェーなどで養殖してる、サーモンは空輸で日本に届けられます。
そういうのは1度も凍結してないです。
サーモンの刺身の流通の色々
フレッシュ~いわゆる生のもの
サーモンの全く1度も凍結しないのフローズンものはフレッシュ、生などと呼ばれます。
これが味としては一番美味しいです。
※2019年7月追記
最近は冷凍技術がとても発達しています。
そのため、冷凍物でも生と変わらない美味しさの物もあります。
参考記事↓
ワンフローズン
生のサーモンから刺身仕様に骨抜き、皮むき作業をしてから冷凍したもの。
一回のみの凍結
ツーフローズン
2回冷凍 されたものが2フローズンと呼ばれるものです2回凍結されるということは一度冷凍したものを解凍し刺身用に加工してさらに凍結をかけるということですね。
1度冷凍のドレス状態になったものから作る2フローズン
冷凍のサーモンのドレスを刺身用に加工する。
当然、凍らせないものが一番品質が良いです。
どうしても凍らせると解凍したときに旨味が逃げてしまいます。
しかし、生のサーモンを空輸するとなると、手間もコストもかかります。
その分価格が高くなってしまうんですね。
なので、その次の選択肢として1フローズンものがあります。
現地で刺身のスペックにまで骨抜き、場合によっては皮むきまでして、それから凍結をかけます。
この時の1回の凍結しかしていないので、ワンフローズンと言われています。
これであれば割と安い値段でサーモンのお刺身を楽しめます。
品質が劣るツーフローズ物
それに比べてツーフローズンと呼ばれるものもあります。
これは冷凍ドレス状態を解凍して、そこから刺身用に骨抜き皮むきなどの作業をして、その後に凍結をかける方法です
冷凍ドレス:焼き物や色々なものに汎用できるもの
この方法は一番安く仕上がります。
「ドレス」と呼ばれる汎用性の高い原料を安く買ってきて、そこから加工します。
そういう大量生産されているものを買ってきて、加工するからコストはかかりません。
旨味が少ない2フローズン
まず味の問題です。
1度解凍した時点で、サーモンの旨味が逃げます。
それをまた凍結させて、食べる時にまた解凍します。
解凍する回数が多ければ多いほど魚のうまみがどんどん逃げていってしまいます。
これは解凍した時に魚の水分と一緒に旨味も逃げてしまうからです。
試食しましたが、本当にサーモンの旨味が逃げてしまいます。
醤油とわさびの味だけで食べている感じです。
身割れの問題
身割れといって、サーモンの身が割れてしまうことがあります。
フレッシュや1フローズンでも、割れることはあります。
しかしこの2フローズン物が一番割れます。
サーモンの身が割れてしまうとスライスした時に細切れになってしまいます。
こうなるとその部位は使えません。
安いはずがその部分をが使えないので逆に高くついてしまいます。
こういうこともあってサーモンのツーフローズンというのはお勧めできないです。
美味しい刺身サーモンのまとめ
美味しい刺身用のサーモンはできれば凍結しないものが一番です。
それが無理ならワンフローズンものです。
ツーフローズンものはできれば避けた方が良いということをご紹介しました。
お店ではなかなか、何回解凍したとは書いていません。
なので判別するのは難しいと思います。
まあよく見ればツーフローズンものは 色が覚めていたり、ツヤがなかったり、身が割れていたりします。
もし分からなければお店の人に聞いてみましょう。
まあお店の人も分からないかもしれません。
少なくとも1回冷凍したものは解凍と書いてあるはずなので見分けられると思います。
フレッシュが良いというのは今では日本独自の神話の世界です。
問題は水揚げ、加工、出荷までの温度管理なので、変なフレッシュより凍結したトリムのほうが品質が良いことも多々あります。
現在の温度管理技術はなめてはいけません。
まあ、最終的には職人さん、消費者の舌で評価されるんでしょうが。
コメントありがとうございます!!
勉強になります!!!