うつ(鬱)と魚の関係。魚を食べてDHA・EPAを補給しよう!

魚介類から摂取できる栄養素の「ドコサヘキサエン酸(DHA)」や「エイコサペンタエン酸(EPA)」注1)が「うつ病」の予防に対して有効であるといわれています。海外では盛んなDHAとうつ病の関係。国内ではあまり研究している機関がありません。しかし国立長寿医療研究センターがDHAとうつ病の関係について研究しています。

”40歳以上の方2,123名のデータを用いて、血液中のDHAおよびEPA濃度の高い人と低い人で「抑うつ」の程度が違うかについて検討をおこないました。”

”血液中のDHA濃度が最も高いグループでは、最も低いグループを基準とした場合、「抑うつ」状態のリスクは半分程度でした。

右図のEPAも、最も高いグループと2番目に高いグループでは、最も低いグループと比較して半分から6割程度とリスクが小さいことが分かりました。

血液中のDHA,やEPAの濃度が高いほど「抑うつ」状態であるリスクも小さく、「抑うつ」の予防に有効である可能性がみえてきました。”

国立長寿医療研究センター「DHAとうつ病の関係」より記事引用

http://www.ncgg.go.jp/cgss/department/ep/topics/topics_edit20.html

ということでうつの予防にDHA、EPAが有効である可能性がみえてきた、ということでした。それではDHAを摂取するにはどうしたらよいのでしょうか。

うつ(鬱)対策に新鮮な魚を食べる!

鬱対策に魚を利用する場合は、新鮮な魚を生で食べるのが一番です。生で食べると栄養が加熱によって失われたりしないので摂取する栄養量は多くなります。

加熱するとDHAやEPAは焼き調理で20%、揚げ調理で50%も失われてしまうそうです。

なので、DHAを摂るのであれば、刺身など生で食べるのが一番です。

刺身の生食には寄生虫の問題がある

ただ、生食には常に寄生虫の問題が付きまといます。

アニサキスやクドアなど、魚には危険な寄生虫が潜んでいます。

また、アニサキスなどは冷凍すると安心か、というとそうでもないのです。

アニサキス症は防げてもアニサキスアレルギーの問題があるからです。

参考記事アニサキス症は防げてもアニサキスアレルギーの問題がある!

刺身ばかり食べているわけにはいかない

いくらDHAやEPAが体に良いからといって、毎日刺身を食べてるわけにはいきません。

それはそれで栄養がかたよりますよね。よくいわれるように、体にはいろいろな栄養素が必要です。また、特定の食材ばかり食べるのは重金属の問題もあり、よくありません。なので、かたよらないよう、いろいろな食材を食べましょう。

刺身ばかり食べているとお金もかかります。一人前500円として、1ヶ月で15000円もかかります。これじゃあ続きませんよね。

また刺身ばかり食べると飽きるかもしれませんね。そんなときはどうしたら良いでしょうか。

DHA、EPAはサプリメントでの摂取もおすすめ

じゃあ刺身を食べない日はどうすればいいかというと、一つはサプリメントを上手に使うことです。

サプリメントなら安い

サプリメントなら1日約100円。刺身の500円から見れば1/5のお値段です。

アニサキスや寄生虫の心配がない

サプリメントなら寄生虫の心配がありません。安心して召し上がれます。

サプリメントは手軽

サプリメントならどこでも水さえあれば手軽に摂取できます。うつ病の予防として取り入れるのも良いのではないでしょうか。また、加熱して栄養素が失われることもありません。ストレスの多い現代、サプリメントなども利用して上手にストレスと付き合っていきましょう。