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たらこといえば一般的にはスケソウダラの卵の塩漬けですよね。
このたらこ、獲れる時期によって味わいが変わります。
タラのお腹で成熟していく段階で食感・味が変わってくるのです。
特に北海道産のたらこは時期によって味わいが変わります。
今日はそんな成熟によって違うたらこの種類を解説します。
たらこの大きさや切れかたによる選別については以下をご参照ください!
たらこのサイズによる選別
https://fish-neta.com/tarako-size/
たらこの切れ子のサイズ
https://fish-neta.com/tarako-kireko/
ガム子 熟しはじめ
たらこは、はじめのうちは水っぽく、ぶよぶよした食感です。あるいはつぶつぶ感がなかったりします。この時期はガム子と呼ばれています。
ガム子はよく見ると粒々が無いように見えます。のっぺりとしていますので、粒を確認してみてくださいね。
真子 成熟度がちょうどよい頃
その後、熟してくると真子と呼ばれます。つぶつぶ感が適度にあり、皮が固くない状態です。
この時期のたらこが一番ベストな状態です。
このたらこに巡りあえたら、ラッキーです。
真子は表面に凹凸がなく、つるっとしています。
また、軽く押してみると卵が詰まっていることが感じられます。
なかなかお店で押してみることはできませんが、ハリ感などを見てくださいね!
目付(めつけ) 熟度がさらに進んだ状態
その後、だんだんタラの卵は固くなってきます。海で潰れないように固くなるのです。
この、少し固くなってきた状態は目付(めつけ)と呼ばれています。人によってはこの目付が一番美味しい、と言います。
私も個人的にはこの目付が好きです。粒がざらざらして、卵を食べている食感があります。
旨味はこの時期が一番あるような気がします。
ここまでくると見た目での判断は難しいです。
やはり試食してみて判断します。
水子(みずこ)完熟した状態
さらに熟度が進むと水子と呼ばれる状態となります。皮が固くなり、ざらッとした食感です。そのため商品価値は落ちます。これらはスソ物、などと呼ばれます。
たらこの水子。
漁獲シーズン終盤ともなると、このような状態になります。
水子は卵の粒々は見えるのですが、表面に凹凸があります。これはみずっぽくて凹みやすいからです。
水子は粒々が目で見えます。押すと柔らかいです。
押してみるとぶよぶよとして、手ごたえがないです。
たらこの選び方・価格
さて、たらこの値段からグレードを想像してみましょう。
100g300円台(税別)で売っていたら、おそらく真子系のたらこです。
100g200円近辺で売っていたら、水子と思われます。
それよりも安いとガム子の可能性があります。
たらこの選別はアメリカ、ロシアも同じ
さて、ここまでは主に北海道産のたらこでの熟度について見てきました。
これは北海道に限らず、アメリカやロシアでも同じです。
ただアメリカなどは大型船で船内凍結します。また良い時期に大量に漁獲する傾向にあります。
こうして水産物を高く売る努力をしています。
また、加工業者は無印、特、2特、3特など細かく選別します。
この特の数字が大きくなるとガム子→水子→目付→真子となります(あくまでも目安になります)。
たらこのグレード選別まとめ 熟度によって品質が変わる
というわけでたらこの品質について見てきました。
まとめると、
- ガム子(未熟)
- 真子(成熟)
- 目付(加熟)
- 水子(完熟)
ということでした。
タラの卵の熟し具合はタラ自体の外見では判断出来ません。
漁師さんの経験や、統計データ試験操業などによりよい時期に漁獲されます。
それでも毎回よい品質とは限りません。
なので、美味しいたらこを食べたければこのブログを参考に、魚屋さんに相談してくださいね。
それでは!
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