年末になると出回る数の子。今回は数の子の食感が産地によってどう違うのか解説します。

塩数の子

数の子の食感は太平洋はパリパリ、大西洋は柔らか

数の子の食感は太平洋産はパリパリとしています。また、大西洋はどちらかといえばふにゃふにゃして柔らかい食感です。

日本ではカナダ産が硬すぎず、柔らかくなく、パリパリの食感で人気があります。

以下、詳しく解説していきます。

数の子の食感は昆布に産み付けられると固くなる?

ニシンは昆布が豊富なところでは昆布に卵をくっつけます。このような産地では数の子の食感がパリパリになります。アメリカ大陸の西海岸では砂地が多く、ニシンは卵を昆布に産み付けます。こうすることで生存確率を上げています。

昆布は揺れ動きます。卵を狙う魚は、揺れ動くのでなかなか数の子を食べられません。なのでアメリカ大陸の西海岸産の数の子は食感が固くなります。

数の子の食感は産地が岩場なら柔らかくなる

また、岩場に産み落とされる数の子の食感は柔らかくなります。岩の隙間に卵が入り込めば生存確率が上がります。

なので岩場に粒々が入り込むように卵はほぐれやすく、やわらかくなっています。

つまり岩場が多い産地では柔らかくなる、ということですね。アメリカ大陸東海岸はそうですね。イースト、と呼ばれる数の子がこれにあたります。

数の子の産地が寒いと皮が厚くなる

数の子は寒い産地なら硬い食感になります。ニシンは卵を寒さから守るため、皮を厚くするのですね。

それからカナダはアラスカから見ると南です。南ということは海が暖かいということです。もちろん、アラスカと比べれば、という意味です。

そのためカナダ産の数の子は皮が薄いのです。

数の子は寒い産地では大きくなる!

数の子の親であるニシンは寒いところに生息しているものほど大きくなります。また、寒いところは餌が豊富なこともあります。

それから体の表面積が2倍になると、体積は3倍になる、という説があります。

そうすると発熱量は増えるけど比較的表面から体温を奪われにくい、ということになります。

つまり寒いところでは大型化した方が有利、という仮説もありますね。

つまり寒い産地の数の子は大きくなります。

数の子の食感は寒すぎる産地ではパラパラに

寒いところの数の子の味は脂が乗っています。数の子は脂が乗っていると、パラパラとほぐれやすくなります。

逆に暖かいところのほうが、脂が少なくなります。なのでパリパリ感が維持されやすい、ということもあります。

(一概にはいえませんが)

寒い産地ほどパラパラ、バラバラになりやすいのですね。

数の子はなぜ産地で食感が違うのか?まとめ

というわけで、数の子はなぜ産地で味が違うのか?ということを解説してきました。
まとめると

  1. 昆布に卵を産み付けるところは 食感が硬くなる
  2. 岩場に産み落とされる卵は柔らかい
  3. 寒いところの数の子は 脂が乗っている
  4. 寒いところの数の子は 大きくなる

ということでした。

ご参考になさってくださいね!

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